saison de karo 


                雪山に雪の降り居る夕かな    前田普羅


                          雪の山
    


                   「早うお帰りやす。 みぞれまじりになりそうでっせ。」

                   千恵子は苗子に言われて四方の山を見上げた。

                   山は薄い灰色につつまれる。

                     白いものも 少しまじる。

                     みぞれになった 。
   
                    「つめたい幻のようにならへんうちに。」

                    と苗子は言った。

                    「また幻・・?]


                      千恵子は笑った。

  
                                            川端康成 『古都』

   
スポンサーサイト

ADD COMMNET

title:

name:

mail:

url:

comment:

password:

TRAKBACK URL

RECEVED TRAKBACKS