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     歳時記
           saison de karo 

                                         をのこさず食べて冬   山川和子
            
           2012 7 お弁当

                                       suzukumemo1ume.png                             

                              わたしが子供だった、だれもみな家の近くの小学校に通った。

                    わたしの家なども、縁側に立てば庭の向こうに校舎が見えた。

                                                               三國一朗

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               昼休みには、一度家にってご飯を食べ、一休みしてまた登校する。

           さして家がくもないのに、弁当を持って学校へ来る子が何人かいたのは、

       家庭の事情のためだったのだろう。 昼ご飯に帰宅することを習慣にしていたわたしは、

           あの弁当というものを食べてみたいものだと、かねがね思っていた。

                                                       三國一朗  「肩書のない名刺」

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                                         三國一朗(1921~2000)

                            (1921~2000)は放送作家。

                      テレビの司会、ディスクジョッキー等々、知的で親しみやすいキャラでした人です。 

                         エッセイや文化論の執筆にも秀でていました。

                 愉快な話、面白い話、とした話・・・。

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              弁当にうれしく笹子鳴く  岸本尚毅
                         笹子とは、のうぐいす。 牛蒡はゴボウ、楽しいマッチング。

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                                                                       きんぴら   
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              午前の授業のあいだにがはげしく降りだしたことがあった。

          この雨にぬれて帰るのかと、ゆううつになりながら昼休みに脱履場へ出ていくと、

                  そこにうちの(いまのお手伝いさん)がきている。

          傘をとどけにきたのかと思って見ると、傘ではなく、い布の包みを持っている。

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          ねえやは、母がつくったを届けにきたのであった。 わたしは歓喜した。

      それ以来、わたしは雨が降ると、たとえ傘を持って来ていても、ねえやが届けてくれるお弁当をつようになった。

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          いつも弁当を届けてくれたこのねえやは、良縁を得て、大須の洋服屋さんに嫁いだ。

            作った人の心が食べ物に、と言うが、わたしはあまり関心を持たない。

              ただ、強いてを問題にするなら、話はやはり弁当になるだろう。

                弁当はあきらかに、かがかのために作るものだからだ。

                                                         三國一朗  「肩書のない名刺」

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                                     甘夏の薄皮をとった労作。 かにかまと玉子の超かんたん巻きずし。

             ○○年前、だった息子に毎日作っていたお弁当の写真を発見。

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              甘夏かグレープフルーツか、記憶なし。
                           ソーセージ、からあげ、材料いつもかぶり気味。
                 
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                                                  困った時のそぼろご飯。 こんにゃくゼリーがj空白をふさぐ。
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                             当時はネットが今ほどんではなく、お弁当サイトもなかったので、

                          にまかせて写真を撮ってはアルバムに貼っていました。

                 ちょっとかった朝。なつかし・・・。
                                                                     カロ

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           やはり困った時のいなりずし。 我ながら色目わるし。 ここでもこんにゃくゼリーが活躍。

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                      いなりずしに秋たちにけり  川崎展宏
                            お弁当の折り詰めに違いなし。

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                   東京名物 某寿司店のいなりずし コロッケみたいに見えるのは、うすあげを裏返してあるから。


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                     第二次世界大戦中、サハリンのにいたとき、 演習の昼休み、

           自分の飯盒をあけた班長が、突然ひどくりだして、わたしたち初年兵をどなりつけたことがあった。

                                                          三國一朗

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                班長の飯盒には、副食のの切り身が、なぜか、おかず入れのほうになく、

          飯の上に、まるで放り込んだように置かれてあった。 班長の弁当をつくるのは初年兵の役目である。

                しかし、これくらいのことで、何もそんなに怒らなくても、とわたしは思った。

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              班長は出身の軍曹だったが、彼の心中が本当に理解できたのは、

         後年、わたしがの東京で勤め人のくらしをはじめてからのことである。

               弁当を持ってきにでるということの底には、言い知れぬ悲しみのようなものがひそんでいる。

                        それは、経験者にしかわからないものだ。 

                                                三國一朗  「肩書きのない名刺」


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                  唐突ですが、鮭といえば、つい思い出すのがこの絵。 その名も「

                       日本近代絵画の祖のひとり、作。 迫真の写実。

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             塩鮭をねぶりてもきたきわれか  室生犀星
                           小説家、詩人でもあった。  という言葉の切実さ。
 
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                                    弁当を開けばの蝿の来る  高浜虚子
                                             詠者は蝿をしているみたい。

                万頭の一個の霧ふかし  和田耕三郎 
                         中国紀行の由。 あたたかく、なんだかない昼食。

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                               より人出て昼食す   桑原三郎 
                                 おむすびととウィンナか。

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                    沢庵とにこころ休めをり   鈴木鷹夫
                        そして、作ってくれたのことを考える。 
                   
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                                   をのこさず食べて冬   山川和子
                                            作ったもうれしい。  カロ

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