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   歳時記
         saison de karo 

                                   袂より木の実ときも出づ  中村汀女

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                                                            ものぽっとsyousyou
                    情感ゆたかな句と、上品な風貌。 

                      (1900~88)は昭和の女性俳句の中心であった人。

              良妻賢母のイメージが強いのですが、 一生を通じて詠みついだ作品は、

                          女性の表現の強さ、しさを教えてくれます。

                                   広辞苑無料検索
                                                       中村汀女 
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                 秋扇やしきまま母となり 

                   麦笛のけばよく鳴るさびしさよ

                      夕焼けに向つてみ入る如し

                           扇には女性賛歌、笛には愁意、夕焼には未知へのが。

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                 汀女は熊本の素封家の出身。 温暖な土地で父母のに育まれた少女は、

                      結婚後、東京、横浜、仙台等、転居の内に子育てを続けます。
                                   
                 昭和十一年から翌十二年まで、夫君の転勤でへ。

                                         gramho kawane3939Instagramsyou
                                                                      kawane3939

       秋雨の汽車に乗らんとしてるる

                             戦前、みちのくへの旅はかったことでしょう。 
                        
                 目をて秋の夜汽車はすれちがふ

                                       譎る岑c0059485_19321343_(2)_convert_20171202031242                    
                の国の生活は珍しかった。

                 子どもたちの学校の窓から見えたの山の壮麗さ。 梅桜一度に開く春のはなやかさ。

                              newyear_c93 (2)ume  諏訪さん3syou  newyear_c93 (2)ume

             塩釜の港はなかなか賑わって、廻りの遊覧船と露店が岸に寄っていた。

                  宮城野に青田のが吹き渡る日に、中国で事変の起こったことを知った。

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         ものぽっとsyousyou (2)

                 秋空は美しい。心の中までむほどで、二度目の秋の十月、

                       いつか知り合いがたくさんになったこの土地に、また私共はれた。
 
                                                                中村汀女 「汀女句集」

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         い仙台の生活を淡々と綴った文章は、読んでいるだけで心地よく。

           戦後、いちはやく「」を創刊。 お国訛りの残る語り口と闊達な人柄で、ジャンルを担う女流に。  

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                                          曼珠沙華くほどとれど恋し

                   子の夜寒の床の引けば寄る

                          恋し、あはれ。 情愛のはためらうことなく使われます。

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                               われをわれ子をふ石蕗の花

                                      おなじみの、また子供への愛情句。 

                汀女はまた、 対象への鋭いまなざし、きびしいも備えた人でした。

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                                我に返り見直す隅に寒菊し  
                              歳の作。 機転がありますね。
                             
              シクラメンはシクラメンのみけれ
                                     まるで論のよう・・・。
                              1622338_586503384758550_997412525_o (2)    

                                            銀杏のちたる後の風の音  
                                  銀杏をつくして、たどり着いた言葉。   

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                         夫と子を忘れ懐手 
               こういうのもい感じ。すぐ思い出すのでしょうけれど。
 
                      菊 0

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                    に悔も残らず菊枯れし
                              ・・・悔いは消え、思い出だけが残ります。

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                               袂より木の実ときも出づ  中村汀女
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