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        歳時記  
              saison de karo                           

                       摘むは来世も摘む  後閑達雄

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    俳句は鬱病がひどい時にからすすめられ始めました。

  最初はも外に出られぬ私に母が「ラーメンでも食べにいかない?」と言うのででかけました。

    途中や帰りにを見たり、を探したりするようになりました。
                                         後閑達雄

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        ・・・母が自分の句を二句読み上げ、「がいい?」と尋ねてきました。

   「よくわからない」と言うと、「聴いた感じでのいい方を選んで」と母の俳句教室が始まりました。

          えやのスーツの仕付け糸という句を作ったら、母がすごくほめてくれました。

        こうして私の俳句人生はまりました。

    数年後、はアルツハイマーを発症。

               今まで母に連れられていた私が介護をすることになり、

        母を連れてくことになりました。

        現在は要介護5です。 

                    ベットと車椅子の生活です。 しゃべれません。
                               
                                            後閑達雄

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            鏑木清方 「早春」

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      俳人さんは、ひとりぐらし。

 ご自身も闘病を続けながら、今は介護施設におられるお母様を見舞うが続いています。   
                     
       でも、後閑さんの句にはいつもどこかにるさが灯っています。

            読むと、こちらまでるさをいただけるような言葉です。 

       句集『』、『』から、

                          やさしく響く句をご紹介します!    カロ

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              fainyogro
                
      ラ母にピントを合はせけり
          どんなが撮れたかな?

     寝してご飯の炊けるひかな
          お母様が朝食を作ってくださっていた頃の句でしょうか。
                            のひとときネ。

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      春立ちぬの肌着をみつつ
                 息子さん。

    親知らず抜かずにすんで土手
          かった!

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      の花や自由時間の
        ぼんやりと菜のを見ていましょう!


      ジョヴァンニ・バッティスタ・サルヴィ 聖母子1 (2)
                     サルヴィ 聖母子   

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  吾よりも母の手あたたかし
            母の手があたたかいのは、たちのをあたためてあげるため。

              もなくて居る花はこべ
                      ちょっと

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                   母と手のひら合はせけり
             お母様も感じられたことでしょう。

                  諏訪さん10

      摘むは来世も摘む  達雄
        これはの母へ詠われた言葉。

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           蓬は日本に昔からある草。 のように華やかではありませんが、

         春の大切なであった時代も。

       源氏物語にも〈〉の巻があります。  

    あるスキャンダル(女性がらみ)に巻き込まれた若き源氏はしばらく都を離れ、須磨に蟄居。 

      を許された時、彼は、困難を乗り越えて大人に成長していました。

 都の愛人たちとも久しぶりのを果たします。 

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                               源氏物語 十五帖 蓬生 復元図   

    地味でおとなしい姫君、のことはすっかり忘れていましたが、

     ふと通りかかった深いお邸・・・。   

    ここはあの末摘花の君のお住まい、なんとれ果てていることか。

 ねてもわれこそ訪はめもなく
          深きのもとの心を 


 路も見えない深い蓬のなか、あなたの変わらぬおをさがして、訪ねてまいりました。

               ・・・とか言って、源氏は邸内に入ります。

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     末摘花は外の恋人も持たず、ただの訪れを待っていたのでした。 

                    感激の再会、となるべきところ、

        姫君はずかしがってばかり・・・。

    蓬のように素朴な味わいの源氏物語十五帖〈〉の巻。

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      。 目立たないけれど、春をさきがけて土手や野をいろどるやさしい草。 

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   おらがやそこらのになる 小林一茶
          なんとおおらか。 の草で餅づくり。
                        ミニマムな生活いいな~。 

         なつ2

    草ひとりは遠くに沿ひ 田中王城
          遠くにいるのは、やはりおさん?

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        低くしての喜ぶ  斎藤玄
            な可愛い方なのですね。

                     
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     籠のしをれて出でにけり  高浜虚子
      しおれた蓬はりを増して。

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      摘むは来世も摘む  後閑達雄

     が来た!!  カロ

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from 徳田ひろ子 | URL | 2019/03/14 Thu 01:13 [EDIT]
川柳の大会などでは母モノは強いと言われ点取り虫の必須アイテムと言われていますが、それでも母を詠む句は感情的になってしまいます。母モノのどこが悪いのだ!
と、言いたい。(笑)

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