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      の一冊
            livre de karo
                                 
                                のはじめのしぶくごと  対中いずみ

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                  のある日、さんから水色のうつくしい句集が届きました。
                
                       まさに檸檬のようにしぶき、ほとばしる言葉に・・・。

                            対中いずみ句集『』からしたたることばをご紹介します。      カロ

                      
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                           色の雨のせてゐるかな
                                     は肌色、茸は何色でしょうね。 
                             やさしい物語がまりそう・・・。    

                                        la painture jugem

                             『不思議の国のアリス』 きのこを食べると、アリスの体はぐんぐん・・・!


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                の小玉は小玉ばかり吊す
                           姿のそろった玉葱たちはのように仲がよい。

                illustrain05-yasai10 小  illustrain05-yasai10 小  illustrain05-yasai10 小

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                  粉吹芋にと秋の風  
                              わたしには、とてもこのように句をすることができません。
                   彼女に詠まれたじゃがいもとはなんとしあわせなことか。

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             いずみさんの言葉はいつもえめ、 人の気持ちをしのける、というところが少しもありません。

                それどころが、 自分の言葉の気配さえ、してしまおうとするような

                               詠ったあと、しずかに離れてゆくさえあります。

               追いかけて捕まえていなければえてしまう・・・。いいえ、

                      たしかにを触れていたはずなのに、いずみさんの言葉は そこにありません。

              そんなストイックな在り方が、彼女のを何にも代えがたいなものにしています。

                       こうした言語の展開は、、それも感性の際立つ女性にだけ、

                               ことなのではないでしょうか・・・。


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                                   のはじめのしぶくごと    いずみ

               いずみさんの、内にく秘められた言葉への情熱があふれだしたと思われるのが、

                       の句。  檸檬と言えば、あの美しいが浮かびますね。

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          そんなにもあなたはを待っていた  かなしく白くあかるい死の床で

           わたしの手からとったひとつのレモンを あなたのきれいな歯ががりりと噛んだ

            トパアズいろの香気が立つ ・・・・・

            深呼吸を一つして  あなたの機関はそれなり止まった

             写真の前に挿した桜の花かげに すずしく光るを今日も置かう

                                                      高村光太郎  「レモン哀歌」

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                                          高村智恵子

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      詩人、彫刻家、高村光太郎の妻は、自らも画家。 日本最初の女性誌『』の挿画も手掛けていました。

   女性が芸術に立ち向かうことのしかった時代、きびしい生活や製作上のみが高じ、彼女は心身を病みます。

                     道半ばで力尽きた智恵子をむ光太郎の詩。 

                                  のレモン。 そして、さんの檸檬。             

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                          高村智恵子画 『青鞜』創刊号

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                     秋めくや斑点多き 
                                  うつくしい班は、うつくしいのうつくしいのことか。                      

           琵琶湖のにお住まいの俳人にとって、湖を詠うことはライフワーク。

                    檸檬のも、湖水の一滴なのかも知れませんね。

 
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                      俳誌『静かな場所』  可愛いねことレモンの水彩は画家作。

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                   いずみさん発行の誌「」。  さらりと清楚な冊子に、

       さん、さん、さん、いずみさんの句、さんの研究、

                      そしての作品の重奏が流れています。

             この静かな場所が育んだ句が『』なのでした。

       いずみさん、といえば、その師さんが思われますが、

                ここでは、いずみさんご本人の言葉にさせていただきました。

                          故田中さんも、それをんでおられるように、カロには感じられて・・・。


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          kitchen art
                                     kitchen art    
                                  
                        人待てばからだかな    いずみ
                            を待つのか、しずかに体をかたむけて・・・。

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                                        ルドン 

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                                    どんぐりにはも、そして宇宙もある。

   
                                          hiraoka park
                                          左コナラ、右ミズナラのハカマと本体、だそうです。hiraoka-parkさんブログより
                   
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                                         クレー
      
                            紙コップねててて天の川
            わたしはこの句の前でいろんなことを思います。紙コップと人間の、そしてことの意味。
                                                     

                仰ぐ猫の粗相をひつつ  
                               いずみさんも猫家の由。

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                               0602 (2)
                     
                       言霊のはじめのしぶくごと    対中いずみ        
                 
                  俳句は瞬時を詠うものですが、いずみ俳句に切り取られた世界のには、

                    言葉によるが実現しています。                   カロ                           

                          IMG_2819 (2)
               
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from 徳田ひろ子 | URL | 2018/09/20 Thu 15:42 [EDIT]
カロ様の眼を借りたいくらい。
ステキです。
檸檬の眼 from カロ | URL | 2018/09/20 Thu 16:31 [EDIT]
ひろ子さま

  いずみさんの眼、ひろ子さんの眼、そして檸檬の眼。
  みんなステキですネ。    
                  カロ

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