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       歳時記
                saison de karo 


                      冬の雲のごとく走りけり  中島葱男 
 
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               おなじみ『れメロス』。

                      国語の教科書で読んで、 あまりにも著名なせいか、
      
                   いまさら、の感もあり、長い間の機会がありませんでしたが、

                        さんの句にわれて、本棚を探してみました。

                               

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                   んで (*_*) ビックリ。 

            自分自身に対して、ここまでどころの多いお話だったとは・・・。 出だし近くからこんな感じ。


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               メロスには政治がわからぬ。メロスは、村のである。を吹き、羊と遊んで暮して来た。

                      けれども邪悪に対しては、一倍に敏感であった。
                    
                                                             太宰治 『走れメロス』 

                 わたし? 邪悪に対して敏感?いえ鈍感・・・どころか、無感覚。  恥ずかし・・・カロ


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                                              子牛をかつぐ青年                                                                                                                             

             メロスは顔? 物語は紀元前6世紀ごろのシチリア、シラクサの町が舞台。
                     
                       そのころ、ギリシャ、アテネを中心に開いていたのがアルカイック美術です。


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                     彫刻の少年少女はエーゲ海ののようなあかるいみを頬に刻んでいます。


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                                           紀元前5世紀頃  少女像の多くは建築の柱の一部でした。
 
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                 疑い深く残忍な王のふるまいを聞いて怒りにえたメロスは

                    を持って王宮へ入ってゆきます。 

                       捕まったメロスは悪逆な王を殺すつもりだったとに回答。

                          歌舞伎のみたい。 メロスは処刑されることに。

                       妹の結婚式のため、盟友セリヌンティウスにんで

                          しばしの間身代わりになってもらいますが、ここで人間不信の王様


                                       エドワード・バーン・ジョーンズ 1833~98
                                                               ジョーンズ

                どうせって来ないにきまっている。

                        このつきに騙された振りして、放してやるのも面白い。

                            そうして身代りの男を、に殺してやるのも気味がいい。

                  人は、これだからじられぬと、わしはしい顔して、その身代りの男を磔刑に処してやるのだ。

                                                                   『走れメロス』 
                                   無題

                      意地悪ですねー。でも、こういう嫌な先読み、カロもしてます。


                0470 (2)
                                   ルドン

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                                                太宰治

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                           妹の可愛さに命がしくなったり、くたびれて眠り込んでしまったり、泥棒に遭ったり、         

                 困難はからに襲ってきますが、

                               走りに走り・・・。  本当にい! わたしなら絶対逃げるワ。

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                                       ギリシャの壺

                                 bc620-480sギリシャの黒絵 (2)
                                                                 マラソン風景                              
              
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                          古典期の青年像 ローマ時代の摸刻です。 やっぱり生きていたい、と迷った時のメロス・・・。愁いを帯びて。  

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             メロスは、あわや親友が処刑されそうなに駆けつけるのでした。 

                       群衆は、王様は

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                     王様稼業もけっして楽ではなく、いままでいこともたくさんあったのでしょう。 (急に同情)

                             一気にめでたし。

                  最期に語られるのが、『走れメロス』で一番しくほほえましい文章。

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                                  シャヴァンヌ                           

             ひとりのが、のマントをメロスに捧げた。 メロスは、まごついた。

                         佳き友は、をきかせて教えてやった。

                    メロス、君は、まっぱだかじゃないか。くそのマントを着るがいい。

                  この可愛いさんは、メロスの裸体を、皆に見られるのが、口惜しいのだ。

                           は、ひどく赤面した。
                                                             『走れメロス』


                             ピオンビーノのアポロン
                                            ピオンビーノのアポロン

                       素朴な像はルーブル美術館の人気者。  

               19世紀半ば、イタリアのトスカーナ地方、の近海で発見された超レアなお宝です。
 
                  製造年では議論百出。 紀元前後にギリシアで鋳造されたであるという説が有力。

                    眼はか銀がはめられていたのでは?と言われますが、今は空洞、

                        それががちで純真な表情を作っています。

                            はにかんだのようです。


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                                       晩年の太宰  著作と恋愛の行き詰まりに悩みました。
             
                 太宰治は津軽の名家に生まれ、終生自意識とコンプレックスにしみます。

             彼はとってもい人ですけれど、

       それでもなんとかきて行こうとしていた頃の作品が『れメロス』でした。

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                                戦いの女神アテナの頭部。 紀元前3世紀ごろか? 少年のようにりりしく愛らしい。 


              太宰の作品からも・・。
      
                           の多い人生を送ってきました。  太宰治    『人間失格』

                      幸福はおくれて来る。  『女生徒』
                                            
            人非人でもいいじゃないの。 わたしたちは、きてさえいればいいのよ。  『ヴィヨンの妻』                

                                            どれにも です。   カロ    

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                  冬の雲のごとく走りけり  中島葱男 

                            どこまでもどこまでもってゆきそう。 雲も青年も。 

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                                               エトルリアの墓碑
                                                          エトルリアの墓碑 
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