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カロの一冊 永遠に石鹸の匂ひして鶴は 遠山陽子
カロの一冊
Livre de karo
永遠に石鹸の匂ひして鶴は 遠山陽子
『弦』39号
気まぐれ徒然日記tshowa
『弦』は俳人遠山陽子個人誌。
たてながの清楚な造りです。
あさよさを鶴の匂ひの薬のむ 陽子
薬を飲むことが、なんとエロティ
冬眠の蛇のかたちを思ふ夜 陽子
こんなかたち?
原節子 『白痴』
原節子なし地を染めて落椿 陽子
ハラセツコとオチツバキ、深ーい結びつきがあるのですね。
加山又造
『弦』 39号ラインナップ
陽子作句 ・・・・・わが晩秋
越智洋・・・・・・・・まぼろしの柱 三橋敏雄研究
「たましひのまはりの山の蒼さかな 敏雄」
佐藤文香・・・・・・ある日の悟空句会 陽子、文香、中村裕句会実況
陽子・・・・・・・・・・三橋敏雄を読む
折り返す電車は鉄で草の花 佐藤文香
鉄よりもアルミ柔らか花火の夜 中村裕
あさよさを鶴の匂ひの薬のむ 陽子
電燈の紐ながく引く鶴来るころ 陽子
永遠に石鹸の匂ひして鶴は 陽子
鶴と薬、鶴と紐、鶴と石鹸、陽子の見つけた永遠が美しい。
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