今月の    Chat du mois

               月のねこ   Chat octobre



                              貰はるゝまでのの名子猫たち  上野白南風


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                       本当のところは、猫なんていたくなかったのだ。

                    以前、ユング派の精神分析医の治療を受けたことがあったが、

               その医者は、僕に、

                    猫をったらいい。とすすめた。

                        どうして、みんなあれほどぼくに猫をわせたがるのだろう。
                                                                   ロペイト 『猫を飼う』


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                                  まず、手始めに、ついでを飼う。


  江籠正樹
                   江籠正樹     
             

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                                それから、そして


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                       さらにへと進み、

                                 最後にだ。


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               愛への信頼がぐらつき始めているご時世だから、

                         やたらに〈〉とかが人々の口の端にのぼる。


               彼等は言う。でもいいからだきしめろと。


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                   だが、ぼく自身は、愛をだに信じている。
                                         
                         〈〉なんぞどうして要るものか。


                     わかった、わかった。それなら、どうして猫を飼う気になったのかね、と

               きたいのでしょう。


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                  ある週末のこと、ぼくはを訪れていた。

                  友達の家だったんだ。同じ家にひとりの老人が滞在していた。

                  クロードという名のな老人、尊敬されている作家だった。


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                            の空いた着古しのセーターを着ているが、それは、もう他人にむかって

                        飾り立てる必要がないからだ。

                  猫をくれたのはだった。

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                        彼とぼくは、彼の部屋の入り口に立ち、

                  母猫が、たちと眠っているのを見下ろしていた。

                                           
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                  いや、大変な陣痛があってね。いつもこの子はわたしににいて欲しがるものでね。

                              人間がにいるのを嫌がるのもいる。

                  まず、仔猫を入れるを用意しておかなくてはいけない。

                              しかし、もう、この子はちゃんと心得ているんだ。


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                  仔猫たちはそれぞれ異なったをしていた。

                  色、色がかったオレンジ、そして


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                  仔猫たち、どうするのです? ぼくはなく訊ねた。


                              欲しい人がいたら、できるだけあげて、だけ残して、

                                      この子に育てさせるのさ。

                             余ったやつは獣医のところに連れていかねばならん。

                    それがいとこだよ。

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                         ぼくは言ってしまったのだ。 ぼくがひきうけますよ、と。

                      老作家は、ぼくの心を見透かすようなでぼくをみつめ、

                    ほんとに欲しいのかね、と訊ねた。


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                         に。とぼくは答えたが、声はふるえてしまった。

                    作家は、しばらくっていた。

                ぼくはまた言った。できれば灰色のやつを、ぜひもらいたいと。



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                    ロスコ1


                    しかし、オレンジのも可愛かった。 心は乱れた。

                          外見の美しさ、さ、いつもぼくがそうしてきたように、

                            小悪魔的魅力、中身のない派手さにまどわされて猫を飼い始めるべきか、

                       友としてより堅実なを備えたものを選ぶか・・・。


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                    ぼくは灰色の方を選んだ。

                 猫がもうすこし大きくなったら、するよ。 クロードは云った。


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                    ニューヨークに戻り、二、三日経つと、ぼくはとんでもないいをしてしまったと気付いた。

                        猫なんて飼いたくないんだ。ぼくは、あのになりたいだけなんだ。



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                             クロードが電話をかけてきて、もう猫を取りにきてもいと云った。

                        ぼくはたい気持ちでタクシーに乗り込んだ。

                   友人から借りた金属製の猫用の手提げ箱も一緒だった。


                           クロードのアパートに着く。

            ぼくはできるだけく事を済ませたかった。

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                       クロードに挨拶し、灰色の猫の上にかがんで、

                        やあ、、と云った。

                          いや、それはあんたのじゃない。 そいつは他の人にあげたよ。

                   あんたのは、ほれ、こっち。


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                  それはオレンジ色のだった。ぼくがどんなにうれしかったか・・・。


                   クロードは、小さいボールと、キャットフードの缶と、それからツナ缶もくれようとしたが、

                   ぼくは、家にたくさん用意してあるから良いとわった。
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                   ぼくは彼とした。

                 さようなら、・・・。クロードの云った名前をぼくは聞かないようにした。

                しがらないかな、母さんや姉弟がいなくて。ぼくは訊ねた。

                   そりゃあね、だが、それがというもんさ。

                                                       『猫を飼う』
                              

                                                 20150105_3e6e0c_convert_20151004171611.jpg

              
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