Chat du mois   今月の

                   Chat juin   月のねこ 

                            
                    わがへるさまあさましも猫ふ夜  森川暁水  


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                                                              galapagonia.com

                         
                    その猫と出会ったのは、僕が書いた小説がきっかけだった。

                        フランスのことを書いた小説なのだが、なにぶん外国のことで、

                           うまく書けているかどうか、どうももとなかった。

                      そんなわけで、友人ので、フランス生まれの猫に会い、

                   彼女に僕の小説を読んでもらうことになったわけだ。

                             
                  ねこリーディングキャット2

                      
         、どうでした と僕はおそるおそる尋ねた。
                                                              笠井潔 『愛の生活』


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                   猫は、のおおきな目で僕を見上げ、

                              思わずさわりたくなるようなな口ひげをとふるわせてから、

                                        こう言った。

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                                                     s.ichikawa                         

                                   どうしてあなたの小説には猫が出てこないの。

                             頭のいいと、頭のいいは、

                    人間でなく猫でなければならないはずよ。

                                  
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                   僕たちが話していたのは、ビルの四階にある小奇麗な、小さな酒場だった。

                   僕はの水割りを飲み、

                       猫は繊細な絵模様のある、小さな皿のなかの奇妙な

                       オリーブ・オイルに数滴のを垂らしたカクテルを、

                   と舌の先で舐めた。


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                   猫はもっとたくさんのことを言った。

                      たとえばの問題だ。ル・クレジオ以降の小説は、

                         地上二十センチの視点で世界を描かねばなのだ、と主張するのである。



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                            僕はサルトルのモーリヤック批判を持ち出して必死のを試みたが、

                          世界は猫の目から描かれるべきだという理論はで、

                     僕の反論はあまり説得力がなかった。


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                   が体中にまわりはじめると、

                        しゃべるのが面倒になる。

                           しかし、相手とコミュニケーションしたいという深い欲求は、

                               ますますえ上がる。


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                                  僕は、猫の金色の目をじっと覗き込んだ。

                            きらきら光る眼が、冷たく、しかもい込むように僕を見返している。



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                                   そっと、テーブルの下からを伸ばし、

                              僕は猫のあごの下をとなでた。

                     

                             猫は官能的な鳴き声で応じるのだ。そう、僕とじ気持ちなんだ。

                                    ねえ、外によう。


                                                             
                  ねこいびき7                              
                             

                           ・・・ こうして、僕は猫とすようになった。
                                                         『愛の生活』


                             ? たしかに猫のお話しですよね・・・。  カロ



                                    たいへんねこ

                                                    
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