saison de karo 10

翅わつててんたう虫の飛びいづる 高野素十


さかさまてんとう虫


「あなたのお誕生日のとき、たしか17回目のお誕生日でしたね、贈物に指貫をさし上げませんでしたか?」
「いただきましたわ。いまでも持っていますの。」
「したのほうに金の蛇がついていて、うえには針を押すためのてんとう虫の形をした縁玉がついているやつですよ。」
「ええ、そうですわ。」
「お使いになったことありますか。」
「いいえ、あたしめったに縫物しないもんですから。」・・・・・


てんとう虫ジュエリー



・・・・・「いいですか。」男はやさしく言った。
「あなたはぼくのものだ。暗闇のなかではぼくのものなのだ。・・・永遠にそうなんだ。あなたとお別れしなければならないときが来ようと、そんなことは問題じゃない。忘れないでくださいよ。あなたは生きているかぎり、そしてまたたとえ死んでしまったあとでもてんとう虫の夜の妻なんだ。」

                  ロレンス 『てんとう虫』
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