今月の  11月の猫

            Chat du mois   Chat novembre

         

                            国境も仔猫も軽く踏んじゃって  瀧村小奈生
 

                                                              武器9



 
       ぼくらはにはいって、さっぱりとした木のテーブルについた。

       二人とも、ばかげたほど、していた。

                                               アーネスト・ヘミングウェイ  『よさらば』 

                           ねこ 〒受け2



              武器2


                                       ぶき3




                    をかけた、清潔な感じの女性が注文を聞きに出てきた。


                        「とジャムとコーヒーね」キャサリンが言った。

                              「申し訳ありません。中で、は切らしております」

                                   「それじゃ、普通のパン」

                                                「トーストにもできますが」
                                                     
                                                    
               「してちょうだい」

                         「ぼくはド・をもらおう」


                                武器4




           「はいくつにいたしましょう?」

               「つ」

           「つにしなさいな」

               「じゃあつ」

                                                       『よさらば』



                             国境1




                         武器0

      
                                  
               ったが羽根飾りのようにしっぽをたてて、部屋をよこぎり、
       
                  ぼくらのテーブルにやってきて、ぼくの脚にからだを擦りつけては、 
 
                       そのたびにと喉を鳴らした。


                                                  ねこ ふんじゃった



                                     ぼくは手を伸ばして、を撫でてやった。


                                         ねこ でぶ2       
                                                                   

                         ぼくはキャサリンにして、手を軽く握りしめた。

                    おいの顔を見かわし、そしてカフェを見回した。


                                          武器3



                  「ねえ、あなた、なところね」

                   「すごいな」

                     「がなくっても、いいわ」キャサリンが言った。


                        ロールパン
                                       


            「一晩中、のことばかり考えていたの。でも、かまわないわ。全然、かまわないわ」

                「もいじき、二人ともされるだろうけれどね」
  
                   「いいじゃないの。その前にをたべられるんだもの。そのあとだったら、

                        つかまったってどうってことないわ」

                                                      『よさらば』



                         ねこ ヘミングウェイ1

                                                                                                         

                  第一次世界大戦末期、ヘミングウェイはしてイタリアに赴き輸送兵となるが、

                         空爆に巻き込まれて負傷する。

                  彼はそこで野戦病院のであったアグネスと会う。


                              武器1

                                         戦病棟のへミングウェイ


        武器 アグネス・フォン・クロウスキ―

             キャサリンのモデル、アグネス



                              武器10


              ふたりの愛情は実らなかったが、

                              感動的な物語『よさらば』が創造された。


                   
               反動勢力に逮捕されそうになった主人公フレドリックは

                          キャサリンとし、イタリアからスイスへ、を越える逃避行が始まる。

                          
                         マジョーレ


                        イタリアとスイスを跨ぐ湖マジョーレ湖。湖内に浮かぶ

                                フレドリックとキャサリンはの夜、ボートで湖を渡る。

                                        
                            が登場するのは、スイスに無事たどりついて初めてのの食事。


                        ぶき1
                                                

                                       g.jpg


                             キャサリンがとても幸せそうに、ぼくに向かってにっこりとんだ。



             ねこ にっこり
                                    
                          
                                  「コーヒーが来たわ」と彼女が言った。    

                          朝食後、ぼくらはされた。

                                                             『よさらば』


                                                       武器7

            
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