今月の    Chat du mois

         月のねこ  Chat fevrier




                      内のチヨが隣のタマを待つ夜かな 正岡子規


            千代とたま2
  




        湯ヶ島には、梶井基次郎も滞在していた。

        梶井は毎晩のように私のところに遊びに来ていた。


                                                             宇野千代 『生きて行く私』




                      千代とたま11

                          梶井基次郎の写真はなぜかみんな不鮮明




                                       6千代とたま1

                                             宇野千代 かっこいい 




                         千代とたま14

             タマさん・・・なあに・・チヨさん




        梶井はその頃、肺結核の第三期であったとのことであったが、

        骨太で、肩幅が広く、

        誰ひとり、梶井の真の病状を察しているものはなかった。



                     

                       千代とたま10

                    

 

            或る時、私は梶井のところで、珍しいものを見た。

            それは、巴里のウビガンの香水であった。                       



                   千代とたま1



            梶井がウビガンの香水を持っている、それがどんなに、

                   人の目にはあり得べきもないことのように思われたとしても、

                          私には、いかにも梶井が、持っているらしいもの、と思われた。



                          ひなたぼっこ




                        湯ヶ島から馬込へ帰っていた私のところに、

                                  梶井からハガキが来た。



                   千代とたま12



                         「四、五日中に、東京へ出る用事がありますから、

                          そのついでに、お宅へもお寄りします。」



                 千代とたま9



                         私はそのハガを手に持って、
 
                         「梶井さんが馬込へ来ます。」

                         と言って、ふれまわった。


                         「やっぱり、宇野千梶井基次郎は、

                         何かあったのだな。」

                         と噂されたとは、

                         私はにもしらなかった。


                                                宇野千代 『生きて行く私』




          千代とたま8




                  
          十七、八の頃であろうか、

          自分が神妙に裁板の前に座って仕事をしていると、

          ものさしだと思って何気なく取り上げようとした手先に、

          ヒヤリと冷たい湿っぽいものがふれて、

          私は思わずきゃっと飛びあがってしまったが、

          それはの鼻であった。

                                                 森田たま  『もめん随筆』




        千代とたま13




          ものさしを置いたところへ 

          いつかがやってきて、そっと座っていたのであった。

          私はその時、針仕事をしながら、自分ひとりの物思いに耽っていた。

          が人の秘密を盗み見ていると思った。

          は憎らしい以上に怖ろしい。


                                            森田たま  『もめん随筆』




           千代とたま9



                                                         千代とたま10


                                                                                         morita
                                                                                                                       
                 森田たま なかなかキレイ

                                           


           千代とたま6

             どっちがチヨ


                             千代とたま7
                                   

                                     どっちがタマ

                  
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