saison de karo76

冷蔵庫に冷えゆく愛のトマトかな 寺山修司


               トマト10



ふかえりはテーブルの前に座って、背の高いグラスに注いだトマトジュースを飲んでいた。
彼女はここにやって来たときと同じ服を着ていた。ストライプの男物のシャツに、細身のブルージーンズだ。



               トマト14






しかし朝に見たときとは、ずいぶん印象が違って見えた。
それは・・・・天吾がそれに気づくまでに少し時間がかかったのだが・・・・

が束ねて上にあげられていたためだった。おかげで首筋がすっかりむきだしになっていた。ついさっき作りあげられて、柔らかいブラシで粉を払われたばかりのような、小振りなピンク色の一対の耳がそこにあった。それは現実の音を聞きとるためというよりは、純粋に美的見地から作成された耳だった。





   トマト0



      

                    トマト3



天吾はドアを後ろ手に閉めたものの、しばらくそのまま戸口にたたずんでいた。



                    
               トマト1



 
「さっきシャワーにはいった」、彼女はそこに立ちすくんでいる天吾に向かって、大事な出来事を思い出したみたいに真剣な声で言った。
シャンプーリンスをつかわせてもらった」・・・・・・・天吾は肯いた。




 
                               村上春樹 『1Q84』




               トマト15


          「ふかえり」は、『1Q84』に登場する美少女



                       

                       mig.jpg





        トマト5

             






                トマト11



                               トマト9
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