saison de karo 66

草の根の蛇の眠りにとどきけり 桂信子


                  
              蛇 デカンタ
             


              


                  冬の野の夕景に
                   
                  蛇たちの眠りはあらわだ



             蛇3


              
                   現前する
                   死の泥をねむる蛇のイマージュ
                   野の涯の崖が突き墜とす夕日へのオマージュ
                   そのように
                   全世界の夕景があぶりだしているのは
                   非在それじしんである



                蛇2



                
                夕景とは
                そこに在らざるものが立ちあらわれる
                その
                束の間の
                全容なのだ



                  蛇1






                冬の野の夕景が
                焦げた血のように赤いのも
                遠くに死の泥を眠る蛇の不在が
                野に
                照り返しているからである
                                        『冬眠』 高岡修

 

         蛇 倉敷




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