saison de karo 53

かたつむり日月遠くねむりたる 木下有爾

紫陽花



けさ起きると、かたつむりはゆううつであった。

かたつむり3



「憂鬱」というのを辞書でしらべると、
「うっとうしくて、きもちがはればれしないこと」または「気がふさぐこと」とある。
そうか、やっぱりな。

かたつむり2


さみしいてるてる坊主









ゆうべ、腹筋運動をやったときも、「おいちに、ほえほえ」と、力がはいらなかったし、
日記も、「でも」とか「どうせ」という文字ばかり書いてしまったからだ。

かたつむり6



かたつむりは、朝の散歩をやめにしてにもぐり、入口のカーテンをしめた。
気がふさぐときは、入口もふさぎたくなるな。

かたつむり7

かたつむりは目をとじて、ねがえりをうった。それにあわせて、もカランコロンとねがえりをうった。
草原を通り過ぎる風が、ときどきをなで、ぼうぼうと音をたてるが、のなかはしんとしずかである。
  
                工藤直子 『ゆううつなかたつむり』

かたつむり5




かたつむり4

わりと好きです。エスカルゴ。カロ


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