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     の一冊
             Livre de karo
            

                              かが植えたでわたしが涼しい  田中いすず
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                                                                    姉崎一馬 「はるにれ」


                    句会「現代俳句の」は、錚々たるメンバーと自由な会風で知られるお集まり。

               1983年から毎月一回の句会、休むことなく、回を迎えられたとのこと!

                    回ごとに充実の合同句集が編まれてきましたが、この度4冊目を上梓。

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                            「」ができあがりました!

                        目をうばわれるような句の数々。 ご紹介したいと思います!
                                                                       
                                           012 (2)syou

                                                  20170821173855d72 (2)

                   は出たかと点滴を見つめいる  佐藤晏行 
                       さんは句会牽引者のお一人でした。 残念ながら、ご逝去。 ご冥福を。

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                   ひぐらしがにひと言ここいいよ  小町 圭 
                                       は人生の達人か。  

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                                なまいきなと思われ夏羽織  湯本 直也 
                          なまいきだけどイイ。

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                   炎天やの斜塔は愚直なり  川名つぎお  
                                  そのり! 斜塔がうらやましい。                
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                                 katatumuri (2)

                  正面も横顔もみな  前田 弘
                             言葉を求めてやまない前田さんはきな方。
                                                               012 (2)85kakeru117tottemotiisai
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                                  深刻な話のあとに冷蔵庫  中内 火星
                         理屈ぬき! 印象的な句を次々になさる火星さん。 

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             捨靴やセイタカアワダチソウの  楠見 惠子 
                             セイタカアワダチソウの海原を捨靴は航海します。

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                         手は足であり鶏頭花  杉本青三郎  
                               言葉の外側へいだしてくれるような杉本さんの句。

                                           狩野永徳 花鳥図押絵貼屏風
                                                       狩野永徳 花鳥図押絵貼屏風                                                       
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                   寅さんの消え方がき夏の空  普川 洋  
                                  いちばんステキな消え方ですね。
                    炎天1

                   踊の輪れて妻の誕生日  劔持 劔二  
                            なんと素晴らしい妻句。

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                                                                    鏑木清方
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                    はうずらたまごに暮れてゆく  黒川智子  
                            突然こんな句も現れます! 句会の奥深さ。

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              満月やれ地球の非常口  朝倉さとえ  
                      わたしもりたい。 満月に遅れぬように。
                                                       非常口2

                   芒原ことばで人は死ぬ  鍬守 裕子 
                                  ことばによってきることもできれば・・・。

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                                    精神的に芒がしています  金子 功
                                         芒がたっぷりあることは

                    中指は小指にし秋の暮  横須賀洋子 
                                  と指はと人か。

                                      あじさいゆり
               
                                       山霧を吸って売りにゆく  小湊こぎく  
                                               純情と山霧は
                                012 (2)syou

                   さんの家出花野は暮れなずむ  石山正子  
                               花野には何人ものさんが立っている。

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                        のふたをあければ大花野  岡田 淑子 
                                卵焼き、空揚げ、つくね、おしんこ。 です。

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             晩夏光も輪切りのレモンティ  吉田香津代  
                                             長かった夏もかに終わります。

                             心療科の処方箋  若林つる子 
                     ほんとにとしそうです。 ひと息に!
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                   水中花けのコーヒー飲みたいか  藤方さくら 
                    水中花はコーヒーが好き! 琥珀色のコーヒーの中で

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                   麻酔からさめるっぽの金魚玉  大川 竜水 
                                もうひと眠りなさったら、い可愛い金魚が泳いでいます。
 
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                   胃にと柿があり晩年  大坪 重治 
                                             晩年の柿はことさらに赤くやかに。

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                   柚子の実のごと小父さんの遺影  市川 唯子 
                                  小父さんの人生は笊の中で色に輝きます。

                                               20110904_2028089masonsnewsservjce (2)
                              1小

                   焼藷屋のと釣り合うアヴェマリア  表 ひろ 
             ♬アヴェマリ~ア~。 ♬や~きイモ~~。 

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                                        の内に裸木となる力かな  秋谷 菊野 
                                さんは今回の上梓のコンダクター。 エネルギー横溢の句ですネ。
                   
                    hadakagi (2)

                         かが植えたでわたしが涼しい  田中いすず
                 木をえてくれた人と田中さんにみんなで感謝!
                          
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                            !  「」!!  ありがとうございました。  カロ

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  の一冊
          livre de karo

                                        差し色につかふも西鶴忌  ふけとしこ
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                    陰暦日は西鶴忌。 ちょうど今頃。

                        西はたくさんの著作、膨大な句も遺した元禄を代表するです。

                 市井の人々のを闊達な筆で描写、 浮世草子は彼に始まります。

     京の裕福な町人の妻おさんと手代の茂右衛門の悲恋、「」の物語も西鶴の代表作。

              ならぬ恋は無残な結末となりますが、 愛に正直だったおさんは今も人気の高い

                                                 129222342576916314417_sc232191fpxobjiip1.jpg
                                                             喜多川歌麿  おさんの相

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                         西鶴の後輩にあたる近松門左衛門も同じテーマの作品を書いています。

               こちらは「」。 近松作品はドラマチック、歌舞伎や浄瑠璃の当り演目となりました。

                    写真は近松バージョンの映画化、溝口健二の「近松物語」。 何と美しいでしょう。

                                
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              さんの新句集『』は、言葉の差し色が効いた見事な句でいっぱいです。
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                                につかふ錆朱も西鶴忌  ふけとしこ
                  地味な着物にの紐。  おさんの衣装のようですね。

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                                                桃の夜のといふ苦きもの
                                              がまんしている女性の姿か。 桃は甘く、く。


             梨を剝くむかしをほめられし
                             おさんの、そして、さんの額です。
                                                                 f0135024_19393525_convert_20160924142603.jpg
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                                              鏑木清方  「夏の客」            
                   
                        予報より早く雨くる
                              すべてのことはすぎたり、すぎたり。

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                さんはお料理な方のようです。

                           に立っている時の句、食べ物の句がそれは魅力的!

                                                  風鈴や酢へつべく魚を切り
                                             風鈴の音に、酢の香がってきそう。

          ☆彡2小
               や生姜を針に刻みゐて  
                             切るそばから生姜は星になって・・。

                                 雨の字にが四つレモン切る  
                                       こちらはレモンのがみな雨つぶに。

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                                         soramame.jpg soramame.jpg soramame.jpg                                     
                     と木綿腐と男の
                             いちばん柔らかいのはか?    

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              山近く暮らしを焦がしけり
                           山の景と焦げた秋刀魚。 どんなにしいでしょう。

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                         めくやピエロが描き終へて 
                                      描かれた涙にほんとうの涙が

                                                                 pierodesu (2)
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                        箱庭の二人でもしさう
                                   箱庭の山、川をえて、二人はどこへ・・・。            

                                         みちゆき北野恒富kore
                                                             北野恒富  「道行」

           うれしや、 いにかへての人じゃもの・・・。  

                                           おさん  井原西鶴 『暦屋ものがたり おさん茂右衛門』 

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                  伽羅kore
                                           鏑木清方  「伽羅」                            

         aki (2)kore
              
                 いわし雲ほどは降りてこい 
                               いわし雲のひとひらは、ふけさんにとって、何よりも

                            の真中に拗ねてゐるひとり
                                              は少女か、それともオジイサンか。

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                                       201101171647324e2 (2)

                    雪の日をたい羊い山羊    ふけとしこ

                              さん、ありがとうございます!     カロ

                                                    hitsuji_sheep_30837-300x300.jpg