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    の一冊
             de karo

                             これは吾のかブロッコリ  安田中彦

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                  大きな台風が過ぎて、の広がった午後、

                    さんの句集『』をいただきました。

                       気持ちを塗りかえてくれるような、大きな、そしてやさしい

                         、安田さんは、日常も非日常も、自分も他者も、幸運も不運も、

                           「」と一言つぶやいて、乗り越えてゆくような人なのでしょうね。


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                                     い期間、俳句を作ってきました。

                              句集のタイトルは『』としました。

                      「」についてはに考えます。 しょっちゅうは考えません。

                              日常生活のさまざまなことをえる以外の時間は、
                         
                      たいがい、考えても役に立たないようなことをえています。
  
                             ・・・手軽なのように、

                   お出掛けのときや休息の時間のおともにしていただければです。

                                                        安田中彦 『人類』 あとがき

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                 「メインディッシュです」ばっかりのごに〈〉とは! なんという謙虚さ、柔軟さ。

                                   き!です。
 
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                                                          ピカソ 自画像  青に傾倒した時代                 
               の時代のやうに巻く  中彦

                          青年時代のピカソは野心的で貧しく、そしてそう。
                        
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                                       ピカソ 1904年
                                        
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              晩年のまはりを泳ぐ  中彦

                         晩年って、けっこうキラキラしているのかも知れません。


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                   玉葱を剥きゐてを考へる    
                                          ついが・・・。

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                                                   オニオングラタン  寒い日に。
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                            こちらはタラのグラタン タラ見えず。

                      未来とや冷凍のチンといふ  中彦

                          タラに、ピッタリの字ですね。真っ白な身はやわらかく、
                     和洋中どんな味にもすなおに染まります。 い海から、よくわたしの食卓にきてくれました。
                                            

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                                                                           shirnase

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             カロ憧れのジャン・ギャバンはが似合う。 お相手はアルレッティ。
 
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                                     も似合う。おとなりジャンヌ・モロー      
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                                   すきれゆく人のみ  中彦

             セーターの人、スーツの人、く人もる人もさみしそう。 どちらもジャン・ギャバンに見えてきました。
                         傍ですきやきだけが

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                       ネッカチーフ。 こちらのお相手はミシェル・モルガン。 モテ期です。
                                
 
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                                             風呂吹とのこゑ旨し甘し  中彦             

               愛したけれど、怖かった。 つけられたくなかった。

                  でも、せない。 畏れていては、愛せない。

                    心が待っている。 美味しいを。

                            ヴィニシウス・ジ・モライス  ボサノヴァ  AGUA DE BEBER  美味しい水 

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                             狼のびしごとくびるか  中彦

                                         その前にもうすこしでがんばってみましょうネ。  

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                                                                     Wikimedia

                   よりとは別なものを出す  中彦

                        兎、万国旗、リボン、プレゼント、手紙、キャンディ、小銭、現実的に。
                                 s-20140428155655240364 (2)
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                          ギャバンは姿もかっこいい。
           
                                         謇句刀蟶ォ縲€_convert_20170427190848
                                                       ビュフェ 手品師

                                                  melon-d-hiver-37488618.jpg
                                    冬瓜。取り付く島もないようなな形が・・・。

                  の進化事典と冬瓜かな  中彦

                          煮込めば、酸いも甘いも知り尽くして飴色になります。 

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                          人類はにも知らないけれど、冬瓜はもかも知っているみたい。
                                                                                                   
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                                    blog-pic-25-1024x576_convert_20171025164703.jpg 
                                                                                   
                         瓶のなかに凍土と千の夜  中彦

                          ロシアの古い民話のよう。 お話の中の人々はみなで信心深く。

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                              鈴木敦子
                    
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                                                               池田愛    
                縺カ繧阪▲縺薙j_convert_20171026010454                                     

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                  これは吾のかブロッコリ   中彦

                           お腹ももいっぱい! カロ

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         歳時記
               saison de karo 1

                         林檎の木やまずいたきとき   寺山修司
                            

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                                   kannzasiya
                                                                                
                      まだあげ初めし
                          のもとに見えしとき
                                  前にさしたる花櫛の
                                      花あると思ひけり
                                                           島崎藤村  『
                 
                    
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                                 セザンヌ


                        がある描いてあるをたべる   種田山頭火

                                   いつもそばにいてくれる友人のようなやさしい果物、


                                201011180200304aa_(2)_convert_20171006162450.jpg
                                                           カラヴァッジョ  


          すほどしてをらず林檎むく   柴田佐知子

                                      愛の林檎はちょっと果実!? 


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                 いつも正次郎と同じ道を帰ってくる松沢君が、給食のを届けてくれた時、

               細君は買い物にでかけて留守であった。家にいたのは、で寝ている正次郎と、

             昼すぎに学校からってきた晴子のふたりだけであった。

               呼び鈴がったので、晴子が出てみると、松沢君がいた。

                                                             庄野潤三  『夕べの雲』


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                                                      モジリアニ


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            そっぽを向いて、目をさせている。

               藁半紙に包んだものをって出したので、

                  給食のか何かを届けてくれたのだと分かった。

                    どうもありがとう。 晴子はそれを受け取ると、

                        ちょっとっててね。 そう言って、台所へ引き返し、

                          冷蔵庫からを一個出して、紙に包んだ。


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                    やさしくき手をのべて
                            林檎をわれにあたへしは
                                     の秋の実に
                                            人恋ひ初めしはじめなり

                                                         『


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                         いつもこういう時に、細君が何かおにあげるので、

                     晴子もその通りにしたのである。

                         はい。  松沢君はの包みを貰うと、

                                またそっぽを向いて、目をさせている。

                         晴子に会うと、いつでもひどくれるのであった。


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                 学校から帰りがけ、向うからけてくる松沢君に会った。


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                                                                doctors-me                                                                              
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                         楽しそうに、をして駆けていたのに、

                               晴子に気がついたに、普通の歩きかたになった。

                         地面を見て、目をさせて歩いて来る。


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                                                           松本竣介

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                    あんまりずかしそうにしているので、すれちがう瞬間に、晴子が、さようなら、と言ったら、

                           ものすごいいきおいでっていった。

                                                              9784494001729 (2)                                                                   
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                                                         石川昇治 

           
                 発想 
                                                       

                   も言わない松沢君に、晴子は口をきかせてみたくなり、

                       明日の時間割、?  書き方、持ってくる。

                  そう、書き方を持って行くのね。正次郎は風邪を引いてがあるの。

                     もしかするとも行けないかもしれないわ。

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                   松沢君は、やっぱりって、そっぽを向いている。

                     いのに、どうもありがとう。 じゃあ、さようなら。

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                        そう言うと、したような顔をして、出ていった。

                     晴子はいったん扉を閉めてから、松沢君がどうするだろうと思って、
                        
                         扉をめに開けて、外を覗いた。

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                                      安西水丸                                       

                      松沢君は前のを行ったり来たりしている。

                  立ち止まって、紙を開けてを見たり、石を拾って遠くへ投げたりしている。

                     しまいにのところへ行って、向こうを見ていたかと思うと、いなくなってしまった。

                                                     庄野潤三  『夕べの雲』

                       
                               松本竣介 (2)
                                                  松本竣介


                                    畑の樹の下に                             
                           おのづからなる細道は
                        が踏みそめしかたみぞと              
                 ひたまふこそこひしけれ
                                                                 『

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                                                          s ringonoki

                            林檎の木やまずいたきとき   寺山修司

                をだして逢いに行ったら・・・?
                            

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                        松沢くん、晴子姉さんにもらったのこと、ずっと憶えているかな? カロ


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         の一冊
                   livre de karo


                    れたような気がする大花野  加藤千絵 


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                                                                ingagirvica   


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                                                 はるのさかな


                 『』は、句集団「さわら句会」のメンバーによる合同句集です。

                   によれば、 「さわら句会」のまりは、       
 
                    1、  ひたすらめる

                    1、  しみたい時に参加する。

                    1、  選句の時にの句を選ばない。     
               
                 このつだけ、だそうです。  
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           ! 世界広しといえども、このを実践している句集団をわたしは知りません。

                  会のを記念して刊行された『はるのさかな』。

                      フォトグラファーの写真。  装幀は

                              挿画は画伯。


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                                       表紙  ヨシダコウブン 

                               
                  んでいる間とってもでした。
                        
                              の決まりにのっとって、わたしも褒めます!


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                    片影の磨りつており円通寺  宇都宮集
                        、わたしも行ってみたい。
                               片影がむらさきいろに傾く円通寺へ。


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              再会のヤマボウシ静かなり  立田独人
                                        ヤマボウシはこんな風にとかすんで二輪。

         枯蓮や幸福にエントリー  ドヌー部
                      しあわせってトリするものだった! とはすてきな号。

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                                       うんとお若い頃の写真にしました。 sthatena                          

              夏の日やと差し呑むニュートラル  藤阪風
                                  にギアチェンジ・・・してしまいそう。


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                                             7190300_1_convert_20170824221617.jpg
                                 

                      想い出をね着してるマトリョシカ  しぐな礼す
                           たっぷりと思い出でしょうネ、きっと。

                     7190300_1_convert_20170824221617_convert_20170825154237.jpg

                 梅雨ののどうどどうどうどうどどう  九頭鉄
                                           賢治と言葉を共有してです。

                                               ・ウ・会ス費ス√€€goonelp_convert_20170824165111

                         
         耳か金魚の声にぽっぺんす  noyome
                                  金魚にはでも聞こえてしまいそう。 金魚のことばも聞こえそう。

                                縺阪s縺弱g蟆城㍽鮗・鬚ィ_convert_20170824211433
                                              小野麥風                                                      

                               儚さや人の心とる花火  ジプシー                               
                        どっちも儚い・・・。それなら、どっちもじて。

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                       といて秋明菊の膨らめり  姉ごま
                             お母様なのですね。

                                yuusugenoniwa_convert_20170824214042.jpg
                                                     秋明菊  yuusugenoniwa

                     81c09e8dca8021a71a3477e79cdec9a9_t_convert_20170824214002_convert_20170824214556.jpg
                   
                      坂道を止まらない止まらない  中村すゞり
              止まらない柿を追ってゆくと、かが拾ってくれて、あ、ありがとうございます。そして友達に・・。

                                            IMG_0022_convert_20170824151321.jpg
                            
                           髯鯉スケ繝サ迢冂onvert_20170104013833_convert_20171001150818                  

          差し色のシャツがり札更衣  中原潤
                                やっぱりか。

                                     81cc1617fb0e06b369ae80c912915b1d_convert_20170824220637.jpg
                                            ロスコ


               出目金のすその舞  純ちゃん
                         ・・この5つのひらかなを見ていると・・・黒い金魚が舞い始め・・・。

                            0a70b1f3b2cafbfab6952a7a474e6c89_convert_20170824204507.jpg

                        ものいはぬ我もも母さんも  アルプスのキリン
                                 いちばん静かなのは多分

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                                                沈黙は

                                            wallpaper_convert_20170824200241.jpg
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               セロファンにむ幸せクロッカス  紅筆
                              セロファンに包むと幸せはになる。


        青蔦や入口しぐるぐると  小林二葉
                             岡本かの子の『』という短編を思い出します。
                                  さみしいの女性たちの共感のお話でした。

                                            邵コ・ウ邵コ蝙」convert_20160811145720_convert_20170519012015
                                                                             

               秋雨や白鍵追う手の心  漆黒犬
                              秋雨は人をにするのでしょうか。

                       繧ッ繝ャ繝シ鮟偵・荳翫・謚ス雎。_convert_20170816225343
                                      クレー


                       に月切符拝見いたします  尾村椅子
                                        切符を取り出している間、手元を照らしていてくれる。 
                          尾村さんは句会代表、このスバラシイ集団をまとめる力量に!                        

                                      繝代え繝ォ繝サ繧ッ繝ャ繝シ縲€・托シ假シ暦シ呻ス橸シ托シ呻シ費シ撰シ托シ呻シ托シ・moonlight_convert_20170824174048
                                                           クレー                                                                              

               空蝉と想いぱりんとみじん  佐藤すぷうん
                                   、と音がして。 なんだかうらやましい。

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           かなかなやなく舟は川下り  赤澤頭輝
                               へ行かれますか? かなかなが聞こえなくなるところまで? 

                              繝懊ヨ繝ォ繧キ繝・・縲€minne_convert_20161220174601
 
                                  
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                やわらかにきる海月の十億年  安田草臥
                                 やわらかに生きるっていですネ。 ほんとうに十億年いけそう!?


                        と子になって盆波くり返す  水野丹紅
                              盆の波はたくさんのお母さんの。 

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                鮊子やに電話をかけてみる  酒井ぴこ
                                鮊子はいかなご。これもの魚の由。
                   が広い句。 ぴこさんは巧者と見ました。

                             IMG_0804_convert_20170823153214.jpg                                      

           滴になりさう鞦韆つよく漕ぐ  小西瞬夏
                                  に乗ると、なんにでもなれる。水滴もいいですね。

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                      美術館 草間弥生 (2)
                                   草間弥生

                はしゃぎ過ぎ夏のわりの口内炎  吉備コマ
                                   どんなにしい夏だったのでしょう!


                                      繝翫き繝繝ゥ繝槭Μ_jiwajiwa_shimiru_convert_20171006114849
                                                              ヨシムラマリ   
                                                                                                            
                        霧の海野辺にのある如し  吉田吼文
                                 さすがに吼文先生句は絵画的。 なのね。


                 320px-Paul_Klee,_Der_Goldfisch
                                               クレー    
                                                
                うて春のさかなの群れにけり  荒井八雪
                                    さわら句会そのものを詠ったな句。

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                  めるって、とっても幸せなことですね! !  カロ
 
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                                                          ヨシダコウブン
                         
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