歳時記
 
           saison de karo 116


                                 春深くエゴン・シーレのかな  飯島晴子


                                        22.jpg

                                        エゴン・シーレ 歳の自画像 1912


           ・托シ呻シ托シ代€€蠎ァ繧句・ウ_convert_20150421164908

                                 座る 1911


                                                   387497243.jpg

                                                              1911
                                                                
                         
                   ざめた少女たちは、

                     ぼくに、彼女らのい足とい靴下止めを見せ、

                       い指で語った。

                       ぼくは、ぼくの彩色したを思った。

                                                      エゴン・シーレ  1910年の日記

                                                                
                                         
                         1911 カラフルな布

                                    な布の少女 1911  


                                 戦う男 1913

                                 戦う 1913 

                                                   

              もはや、肉体は、古典的な美の規範や欲望の対象として描かれるのではなく、

       な欲望の在り方にたえず晒されているというな意識の容器にほかならないものとなっている。

                    水沢勉  『エゴン・シーレ を駆け抜けた鬼才』
                        

                                                        ワリー・ノイツィルの肖像 1912

                                           ワリー・ノイツェルの肖像  1912
 

                                     烏瓜のある自画像1912

                      ほおずきのある自画像 1912


                          「の芸術」というものはない。あるのはただひとつの芸術だ。

                                                       1909年の日記


                                      1911ノイレングバッハの芸術家の家

                            恋人ワリーと暮らしたノイレングバッハの家の室内 1911


                        1889.jpg

                               ゴッホ アルルの部屋 1989


 ふたりの自画像 1915

                                    ふたりの 1915   



                            とり
            
                    能ふるかぎりのさまざまな顔をしてみぬ

                           き飽きし時

                                         石川啄木  『一握の』  黒井千次によるアレンジ



                    石川啄木 1886~1912

                              石川啄木 詩人 病死 1886~1912

                                                               
                                                   imagesQX0Z5ZT8.jpg

                                      エゴン・シーレ 画家 スペイン風邪で死亡  1990~1918  


                      go-jigazou.jpg

                                  ゴッホ 画家 自殺 1853~1990                                 


               がロア181132

               ガロア  数学者 決闘にて死亡 1811~32


                                               無題

                                       ディーン アクター  事故死  1931~1955



                聖セバスティアヌスとしての自画像

                               セバスティアヌスとしての自画像  1917
                                

 
                 
                             ぼくは死をす。生をすように。  エゴン・シーレ  1910年の日記
                                
                                                 egon-schiele--oew-trumler--v.jpg
                                   
スポンサーサイト
                                 
             Chat du mois  今月の
 
                     Chat avril 四月の

            
                              猫すてるべき月待ちにけり 保坂敏子


                              おぼろ5


                    081011_01cat.jpg




                     images2PT9KFB2.jpg
                                                                                     

                        向こうに大きながある。

                            ・・・の前に坐ってどうしたらよかろうと考えてみた。


                                                 不忍池


                                     わがはい5


                                誰も来ない。そのうちの上をさらさらとが渡って暮れかかる。

 
                                    07120505.jpg

                                                  わがはい4


                             腹が非常に減ってきた。

                                   きたくても声がでない。

 
                                       1わがはい

                          何でもよいから食い物のある所まで歩こうとをして、

                                           そろりそろりとを左に廻り始めた。
                                                      
                                      わがはい1  

                                                    img4c25ef35zik7zj.jpg                                   
 

                       竹垣の崩れたから、ある邸内にもぐりこんだ。                                          

                                   とにかくるくてあたたかそうな方へ方へと歩いてゆく。


                                                       20081128191814.jpg 

                         imagesKJBMTN5G.jpg
                                                       
                           
               第一に逢ったのがである。

                          ・・・いきなり首筋をつかんで表へ抛りだされた。


                                      ねこおさん
                                                                         

                      しかし、ひもじいのといのにはどうしても我慢ができん。

                         再び台所へい上がった。

                            すると間もなくまたげ出された。


                            わがはい8


                      
                          げ出されてはい上がり、い上がってはげ出され、

                                  何でも同じことを四、五遍繰り返したのを記憶している。


            
                                     11022896_1593652577572453_2032340182_n.jpg

                             

                                            おぼろ1


                      につまみ出されようとしたときに、

                             この家のが騒々しい何だと言いながら出て来た。



                                     おぼろ0

                   おさんは吾輩をぶら下げて主人の方へ向けて、

                      この宿なしのがいくら出してもお台所へ上がってきて困りますと言う。


                                            20100918101103.jpg
                                        
                                   
                          は鼻の下の黒い毛をねじりながら吾輩の顔をしばらく眺めておったが、

                      やがて、そんなら家へ置いてやれといったままへ入ってしまった。

                         はあまり口をきかぬ人と見た。


                                            夏目漱石  『吾輩はである』

                                                                     
                                おぼろ3

                              
                      てる神あればう神ありニャン   ねこ

                                                    yjimageCA2AZBY0.jpg

                                       
 

      歳時記

              saison de karo 115



                                   午後の雨雄雌不明の  大畑蛍魚


                               カナリヤ11


              私は私のうちの廊下に一ぴきのがまぎれ込んでいるのを発見した。

                  はその可憐な嘴で廊下の板の割れ目をほじくって微細な餌をあさったり、

                      首をあげ喉をふくらましてさえずったりした。



                                           カナリヤ4




                      どこかのが逃げてきたものに違いあるまい。

                      上等の細で、価格三円五十銭内外と私は鑑定した。

                      ! 捕らえて私のうちで飼ってやろう・・・・。

                                                     井伏鱒二 『細


                                            カナリヤ5


                    カナリヤ


             
                         私は自分の体を通過さすことができるだけの広さに硝子戸を開け、廊下に入った。

                         の狼狽は想像するだにあまりある。

                         彼はもはや、を広げることをあきらめて、硝子戸の桟に細い脚でしがみついた。

                         私が両手を近づけても、彼は動こうとしなかったのである。



                                         
                                               カナリヤ12

                                       絵になります。


                                                                 カナリヤ1                                   
           
             これで私は完全に彼を捕虜にしたのである。

             私は価格三円五十銭の細を只もうけしたというべきであろう。


                                   カナリヤ7           


                  私のうちにはがないのである。

                    隣家の本望達太郎氏のところには上等の鳥籠がある。

                      私に鳥籠を買うことのできるまで、

                        或は私の所有になったの買い手がみつかるまで、

                     本望達太郎氏の鳥籠に私のをあずかっていていただきたい。



                                       カナリヤ2

                             

             私は下駄をはき帽子をかぶって、

             本望孝太郎氏のうちへを持っていった。



                                    カナリヤ8


                 けれども、達太郎氏夫人は物事をする性質のひとであった。


                     彼女は私の訪問の趣旨を聞きとるより前に、

                 私の両の掌の中にいるに気がついて、

                    彼女はうれしまぎれに次のごとく言ったのである。

                「、すみませんでしたこと。

                    ほんとにありがとうございました。

                 でもよく見つかりましたわね。」


                                               カナリヤ2



                             私は自分にをおしかくして言った。

                               「お宅のと似ていましたから、

                                 僕は裸足で飛び出してつかまえました。」・・・・・・


                                                                   『細


                                     カナリヤ3