カロ歳時記

  saison de karo89



                ふぐ鍋や壁に大きなジョン・レノン 黒田杏子




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Imagine there's no Heaven    想像してごらん 天国なんてないって
It's easy if you try         かんたんなことさ
No Hell below us          足の下に地獄なんてないし
Above us only sky          僕らの上には ただがあるだけ
Imagine all the people        想像してごらん

Living for today...         みんなを生きているって...

                                                  ジョン・レノン 『イマジン』






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                        まずふぐ刺し・・・・

 


Imagine there's no countries    想像してごらん なんてないって
It isn't hard to do         そんなに難しいことじゃない
Nothing to kill or die for     国や宗教のために
And no religion too          殺したり死んだりしちゃいけないんだって        
Imagine all the people        想像してごらん

Living life in peace        平和に生きることができるって    


 

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You may say I'm a dreamer     そんなのだって?
But I'm not the only one      でも ぼくだけじゃないはずさ
I hope someday you'll join us    きみにも いつかそう思ってほしいな

And the world will be as one   中に そう思ってほしいな 



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                  次に本命 鍋にはお豆腐、ねぎ マロニーがアクセント





Imagine no possessions       想像してごらん 何も欲張ることはないって
I wonder if you can          悪意や飢えのない 
No need for greed or hunger     みんなの世界を作れるって
A brotherhood of man      

Imagine all the people        想像してごらん
Sharing all the world              世界はみんなのものだって





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You may say I'm a dreamer      だって?
But I'm not the only one       でも ぼくだけじゃないんだよ
I hope someday you'll join us    いつか みんながひとつになれるって

And the world will live as one    ぼくはってる



                                            『イマジン』



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                          シメは卵雑炊 お腹いっぱい・・・







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                                        Imagine


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                      冬の沼遠し遠しと猫行くや 永田耕衣   


           

            もり1


 

                     ネコ2

   



                          ねこはをくぐる ひと足ごとに見えなくなって

                          鳴き声だけがを渡ってゆく


                                              山崎るり子 『いなくなる』



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                          ネコ5
                  


                 自由6


                          
                         

               ねこはをくぐる ひと足ごとに見えなくなって

                      肉球だけが色をくしていく



             縺ュ縺薙ヨ繧ソ繝ウ_convert_20130705155127

                      


  もり2


            

                          ねこはをくぐる 踏まれた苔はゆっくりと起き上がり

                          ねこの髭先を冷やしたをころがす
                          
               

                     ネコ7



                 
                              色ねこはをくぐる 



         ねこ しろくろ3


                         

                 疑問符のしっぽの形をした

                                   ねずみ色の空へ吸われていく




   ねこ 白黒
         


        
                    ねこは人込みをくぐる さわさわと横断歩道が

             だれかのズボンの裾に 毛が二、三本。


          

                              ねこ しろくろ1
                            



           ネコ4


                                

          になるとあちこちで ねこを呼ぶひとのがする


      

                 白黒2


                 


          呼ぶはどんどんく まだ知らない場所へ

          ごと呼ぶは増えていき そのまま帰ってこないひともいる

                                                                 『いなくなる』                                                                                                      



                                ネコ6

        

       
                                        存在非存在の対称明証ニャ




                    ネコ1

                        ニャ                            
カロ歳時記

  saison de karo88


             
                  剥製のつばさ広ごる冬銀河  松下カロ



                        スワン
 


     わたしは煙草にをつけると、黙っているのが気詰まりになってきた。

     「白鳥の剥製みた?」

     と、わたしは早口にしゃべりだした。

     「たぶん生きている白鳥よりも死んだ白鳥のほうが美しいのだと思うわ。

      魂がないということだけでも素敵でしょ。描きなさいよ。ね、剥製をモデルにして。

      白鳥の死ってタイトルはどこかにあったかしら。

      白鳥の湖はチャイコフスキー、白鳥の歌はシューベルト。
  
      パヴロワは瀕死の白鳥・・・」

     気障な言葉を、しかもとりとめもなく喋っているのをわたしは感じた。



                                        原田康子 『挽歌』





             白鳥5





       「わたしをモデルにして、

        死んだ白鳥と、白鳥の死骸をよろこんで抱いている不遜の娘との取り合わせ・・・っていうのはいいでしょ。

        いい思いつきよ。」



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           「わたし一度ね、おじさんをみかけたことあるわ。 ジープに乗ってたのみたの。」

           「昔、トラックを運転してた。」

           「トラック?」

           「そうだよ。工兵隊って知ってるかい?隊の運転手が死んだあとに僕が運転した。」

           「戦争に行ったの?」





             アンコールワット3






                  「ぼくらの年では戦争に行かないやつのほうが少ないだろう。」

                  わたしはなにか愕いて、コップに唇をつけたまま彼をみつめた。

                  「どこに行ったの?」

                  「仏印マレエビルマ・・・」

                  桂木さんは笑いながらゆっくり言った。

                  わたしは、ふと、街が爆破されたの、の色を思い出した。

                  深紅、としか言いようのないの色。




                白鳥9





     死へのおびえと、そしてこの世の終末のような凄まじい美しさを滲ませていたの色を、

     あのような夜空を、いまわたしの眼の前にいる男は毎日みていたのだろうか。

     「かったでしょ。」

     「しいこともあったよ。」

     桂木さんはおかしそうにわたしをみた。






            アンコールワット1





   「どんな。」

   「そうだな。一番いい思い出はカンボジャにいたとき、こっそりアンコールワットをみにいったことだ。」

   「それ、なに。」

   「むかし、クメールという国があってね、そこの王様が建てた伽藍だ。古い東洋建築の代表的な建物さ。

                   日本人でアンコールワットをみたものはそういない筈だよ。」





        アンコールワット2



        「ぼくはマラリヤにやられたことがある。

         部隊はどんどん撤退中だったから、ひとりニッパハウスという掘立小屋に取り残されてしまった。

         ぼくのいる渓間に、土民の狙撃兵の撃つ銃の音が聞こえた。

         ぼくはとにかくぬな、と自分を戒め、

         争が終わったら、アパートや小さな住宅をたくさん建てねばならないと考えたりした。

         ぼくが場に置かれていることのむなしさをはっきりと感じたのはその時だった。」





         白鳥2




      それは西の方へ行く電車だった。

      わたしは車窓に流れてゆく平坦な街の家々の明りに旅情をおぼえながら、

      彼がわたしとの結婚を望んでいたことを、ぼんやり考えていた。

      わたしには、彼がわたしとの結婚を考えたのは、

      わたしがったとおり、恋からではなく、わたしへの思いやりからに違いないように思われた。

      むろん、これを機会に夫人との生活をりにしたい、という気持ちもあるだろう。

      どんな男だって、愛人のいるよりも、

      男を愛しているのほうを選ぶかも知れない。

      たとえ妻に断ちがたいものがあり、娘をはげしく恋していなくとも。


                                                       『挽歌』



            
              白鳥4




                                                  白鳥8


              カロちゃんどしたの? 自分の句なんかだしちゃってニャ 


                        たまにはいいじゃない。 カロ