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   カロ歳時記
       saison de karo

         ふぐ鍋やに大きなジョン・レノン 黒田杏子

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     Imagine there's no Heaven   想像してごらん 天国なんてないって
        It's easy if you try    かんたんなことさ
           No Hell below us   足の下に地獄なんてないし
        Above us only sky    僕らの上には ただがあるだけ
              Imagine all the people   想像してごらん

      Living for today...   みんなを生きているって...

                             ジョン・レノン 『イマジン』

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                        ふぐ刺し・・・・

     Imagine there's no countries   想像してごらん なんてないって
       It isn't hard to do     そんなに難しいことじゃない
        Nothing to kill or die for  国や宗教のために
         And no religion too      殺したり死んだりしちゃいけないんだって        
            Imagine all the people    想像してごらん

    Living life in peace  平和に生きることができるって    

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          You may say I'm a dreamer     そんなのだって?
     But I'm not the only one      でも ぼくだけじゃないはずさ
          I hope someday you'll join us    きみにも いつかそう思ってほしいな

            And the world will be as one   中に そう思ってほしいな 

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                   鍋にはお豆腐、ねぎ マロニーがアクセント

     Imagine all the people    想像してごらん
      Sharing all the world  世界はみんなのものだって

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      You may say I'm a dreamer   だって?
      But I'm not the only one    でも ぼくだけじゃないんだよ
       I hope someday you'll join us  いつか みんながひとつになれるって

      And the world will live as one   ぼくはってる
                            『イマジン』

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                          シメは卵雑炊 お腹いっぱい・・・ 。

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                                        Imagine
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                冬の沼しと猫行くや 永田耕衣               

         もり1

                 ネコ2

               ねこはをくぐる ひと足ごとに見えなくなって

           鳴き声だけがを渡ってゆく

                 山崎るり子 『いなくなる』
                  
          自由6
                       
        ねこはをくぐる ひと足ごとに見えなくなって

       肉球だけが色をくしていく

         縺ュ縺薙ヨ繧ソ繝ウ_convert_20130705155127
                    
  もり2
           
          ねこはをくぐる 踏まれた苔はゆっくりと起き上がり

        ねこの髭先を冷やしたをころがす
                                          
                ネコ7
                 
                 色ねこはをくぐる 
                      
         疑問符のしっぽの形をした

         ねずみ色の空へ吸われていく

   ねこ 白黒
               
           ねこは人込みをくぐる さわさわと横断歩道が

             だれかのズボンの裾に 毛が二、三本。

                      ねこ しろくろ1
                                                            
       になるとあちこちで ねこを呼ぶひとのがする    
               
        呼ぶはどんどんく まだ知らない場所へ

       ごと呼ぶは増えていき そのまま帰ってこないひともいる

           『いなくなる』

                      ネコ4                                                         

                     

    歳時記
        saison de karo
             
               剥製のつばさ広ごる冬銀河  松下カロ

                    スワン

    わたしは煙草にをつけると、黙っているのが気詰まりになってきた。

  「白鳥の剥製みた?」わたしは早口にしゃべりだした。

    「たぶん生きている白鳥よりも死んだ白鳥のほうが美しいのだと思うわ。

     魂がないということだけでも素敵でしょ。描きなさいよ。ね、剥製をモデルにして。

   白鳥の死ってタイトルはどこかにあったかしら。

     白鳥の湖はチャイコフスキー、白鳥の歌はシューベルト。パヴロワは瀕死の白鳥・・・」

                            原田康子 『挽歌』

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  「死んだ白鳥と、白鳥の死骸を抱いている不遜の娘との取り合わせ・・・っていうのはいいでしょ。」

        「わたし一度ね、おじさんをみかけたことあるわ。 ジープに乗ってたのみたの。」

     「昔、トラックを運転してた。」  「トラック?」

  「そうだよ。工兵隊って知ってるかい?隊の運転手が死んだあとに僕が運転した。」  「戦争に行ったの?」

          アンコールワット3

         「ぼくらの年では戦争に行かないやつのほうが少ないだろう。」

         わたしはなにか愕いて、コップに唇をつけたまま彼をみつめた。   「どこに行ったの?」

             「仏印マレエビルマ・・・」

           桂木さんは笑いながらゆっくり言った。

       わたしは、ふと、街が爆破されたの、の色を思い出した。

        深紅、としか言いようのないの色。

          白鳥9

    この世の終末のような凄まじい美しさを滲ませていたの色を、あのような夜空を、

          いまわたしの眼の前にいる男は毎日みていたのだろうか。

  「かったでしょ。」 「しいこともあったよ。」

                 桂木さんはおかしそうにわたしをみた。

            アンコールワット1

  「そうだな。一番いい思い出はカンボジャにいたとき、こっそりアンコールワットをみにいったことだ。」

   むかし、クメールという国があってね、そこの王様が建てた伽藍だ。古い東洋建築の代表的な建物さ。

          日本人でアンコールワットをみたものはそういない筈だよ。」

      アンコールワット2

   「ぼくはマラリヤにやられたことがある。

      部隊はどんどん撤退中だったから、ひとりニッパハウスという掘立小屋に取り残されてしまった。

  ぼくのいる渓間に、土民の狙撃兵の撃つ銃の音が聞こえた。

   ぼくはとにかくぬな、と自分を戒め、

     争が終わったら、アパートや小さな住宅をたくさん建てねばならないと考えたりした。

    ぼくが場に置かれていることのむなしさをはっきりと感じたのはその時だった。」

      白鳥2

      それは西の方へ行く電車だった。

      わたしは車窓に流れてゆく平坦な街の家々の明りに旅情をおぼえながら、

      彼がわたしとの結婚を望んでいたことを、ぼんやり考えていた。

      わたしには、彼がわたしとの結婚を考えたのは、

      わたしがったとおり、恋からではなく、わたしへの思いやりからに違いないように思われた。

      むろん、これを機会に夫人との生活をりにしたい、という気持ちもあるだろう。

      どんな男だって、愛人のいるよりも、

      男を愛しているのを選ぶかも知れない。

                                   『挽歌』
            
         白鳥4