Chat du mois  今月の   

Chat juin  月の猫

いろいろな雨音を聞く子猫かな 望月周



               
          子猫2






            子猫5




わたしは休息のためのが欲しい
ほしい

もしわたしに宙にひらく窓があるなら
身をのりだして派手やかにをひろげよう

日曜がやってくるなら
すべてを忘れ去る時節の翳りがあるのなら・・・・・・




             
    子猫4





子猫_1~1











           
わたしはをひろげよう

とめどないかなしみよ
日曜日に顔を洗い
日曜日に日曜日のをひろげよう

もしわたしの体に窓があるなら
身をのり出して

路上に飛び出てをさそう


                  山本道子 『日曜日の




    子猫3




            紫陽花



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saison de karo75


夏至過ぎというは水辺の大男 塩野谷仁



大男5 


                         大男    ルドン
 




 おやすみなさい 大男
 まぶたを閉じて口をあけ
 お辿りなさい 仮死の道
 
 鳥も樹木も眠る夜
 君だけぱっちり目をあけて
 ごそごそするのはなんですか
 
 
 大切なものはごくわずか
 大切なものはごくわずかです
 
 お眠りなさい 大男
 あなたは遠く辿っていって
 暗く大きな森に入る
 そこには冷たい泉があって
 ひっそりと煌めくものをふきあげている



       大男4





             大男2

                
                              道化   ヴァトー  


 
                             



 あなたは森の泉から
 一杯の水を確実に汲みあげなければならない
 ああ それが何であるかを問わないで
 おやすみなさい 大男
 一杯の水を確実に汲みあげてこなければならない
 でないと あなたは涸れてしまう

 二人でいけるところまでは
 わたしも一緒にゆきますけれど


           茨木のり子 「大男のための子守唄」


         

           大男1


                             巨人    ゴヤ







           大男3


                もうすぐ夏至           

saison de karo74

白薔薇の城のやうなる蕾かな 石田郷子  
  


                薔薇7






薔薇を嫌うものは薔薇をよく見ていない。
薔薇だけを好むものも亦、薔薇をよく見ていない。
             串田孫一





                薔薇8





どこにこのような内部をいれる外部があるだろう。
咲きこぼれる薔薇の蕾の
内湖の水には
一体どこの空が映っているのだろう。
                         リルケ「薔薇の蕾」




        薔薇5





            おお、薔薇。汝病めり。   佐藤春夫 「田園の憂鬱」




           薔薇1



Roses are red, Violets are blue, Sugar is sweet. And so are you.

薔薇は赤い。菫は蒼い。砂糖は甘い。そしてあなたも。

                                         マザー・グース






          薔薇6

                           良い匂いニャン