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          歳時記
              saison de karo  


                         っ おじちゃんそこのは踏まないで    藤嶋務  


               ryukyusirosumire 琉球列島のスミレ
                                                                 ryukyusirosumire

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                                 ! 気をつけてネ。

                        岡鹿之助三色すみれ
                                  岡鹿之助 『三色すみれ』  

             の花の砂糖づけをたべると
                     
                       私たちはにもどる
                          
                               だれのものでもなかった

                                                      江國香織 『すみれのの砂糖づけ』


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              に、すみれと少女は通い合ってピッタリ。 そこへいくと、       
         
                         っ おじちゃんそこのは踏まないで    藤嶋務  
      
                おじさんとすみれ、なかなかのむずかしい人種?と可憐な花を結んで楽しい一句です。  

                     ようやく春のしが感じられる今日この頃、 

                           の関係性について考察いたしましょう。  


                        岡鹿之助遊蝶花
                                                               岡鹿之助 『遊蝶花』
  

             鹿(1898~1978)は、独自のしずけさが漂う風景や静物を描き続けた洋画家。 

                  画家はを愛しました。様々な色と形、群生のうつくしさ、春に先駆けて咲く潔さ。

                       花の命を画架につなぎとめようとするようなかな情熱に支えられて

                            すみれはこの世ならぬで画面からあふれています。

                
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                                                      岡鹿之助 『青い背景の菫』 

                            岡鹿之助1924
                                 岡鹿之助 20代の自画像 すでにちょっとおじさんっぽい。 ここにもすみれ?

            岡鹿之助捧げもの
                      岡鹿之助 『捧げもの』 すみれは宗教的。
                                                                                                    
                                      冬すみれ4
                                                                                                                           
                          にありし菫の花のいつか  松本たかし
                            な人、時間、信念。 それとも菫はやっぱりすみれか。
                 おじさんは、自分がすみれにふさわしくないことを自覚しているようです。 なんかない。


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           おじさん全開。 おじさんといえば
           
      とは、呑んでいるときは呑み足りず、呑み終えたときは必ず呑みすぎているである。
                                                             内田樹  『おじさん的思考』  


                                      よっぱらい                                             
                                   おじさん酔っ払い 『星の王子さま』の登場人物さん。
                              彼は小さなに一人で住み、日夜お酒を呑んで暮らしています。

                       
                   ☆彡2小
                            ビール2

                                   王子さま  してるの?
 
                                   呑み助   酒んでるよ。

                        王子さま  、呑んでるの?

                        呑み助    れたいからさ。

                                  王子さま  忘れるって、を?

                                  呑み助   はずかしいのをれるんだよ。

                        王子さま  はずかしいって、が?

                        呑み助   酒をむのが、はずかしいんだよ。
                                                       サンテグジュペリ 『星の王子さま』


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                 お酒を呑んでしくいつぶれるためには、人は健康でなければならない。
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                            みごとなおじさん的ですね。   


                       美 no61褐色と青 1953 マーク・ロスコ1903-70

                                         10885585_10152977806001810_1012616886728301513_n.jpg                   


                     瀕死の古きアジアのなど   赤尾兜子
                                   1960年代をした前衛俳句の代表的な作品。
                  計算しつくされた言葉のマッチングと思ってきましたが、
                       もしかすると、死に瀕するまでしたときの句かも・・・。

                              菫 公爵夫妻とこどもたち
                              ゴヤ 侯爵夫妻とこどもたち スミレ風寒色イメージの絵を選んでみました。

           わたしは家族を描いたが好きだ。 それはわたしが家族を持たない年配のだからだ。
                                                   ルキノ・ヴィスコンティ  『家族の肖像』

                   この辺りになると、おじさんはシビアで悲しい。  


                                  すみれ3
               
                                   
                  がかたづけている春の土   五藤高資
                     おじさんによってかたづけられるもの。 ごみ、古本、古手紙、の土。
                                         

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                        イタタ、 かたづけ頑張りすぎた・・。 

                                               
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       菫ほどなさき人にれたし  夏目漱石
                     小さき人とは、坊ちゃんか三四郎。ということは、本当はきい人か。


                     岡鹿之助献花
                                            岡鹿之助 『花籠』 ここではすみれはわき役。


                     わたくしにも気付かぬ  長井寛
                            誰が誰のことをっているのでしょう。 すみれが人を? 人がすみれを?


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                                                     岡鹿之助 『ばら色の背景の菫』
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                       おじさんも昔は少年だった・・・。


               少年にの咲けるの場所   鷹羽狩行
                               すみれとひみつ。 ふかーいつながりが。


                                                   岡鹿之助三色すみれ小
                         
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                          ドイツのお菓子をいただいた時、上にの花の砂糖づけがのっていました。

                        ブランデーの香りがしました。 の匂いもすこし。

                          お味は、ちょっとかった。

                     おじさんのさかも・・・。

                                                              カロ   

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       歳時記
             saison de karo 


                                 さに気づく雛かな  寺澤慶信

              ひな00                                                   

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               紀の国屋と申したわたしの家は、親代々諸大名のお金御用を勤めておりました。

                    もわたしのではございますが、

             女雛のの瓔珞にも珊瑚がはいっておりますとか・・・。

                        なかなかにできておりました。

                                                       ひな1
                                      ひな02
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                            それさえ売ろうと申すのでございますから、

                    、十二代紀の国屋伊兵衛は、どのくらい手元が苦しかったか・・・。

                                                  芥川龍之介  『


                              ひな04                                                                      

          小説『』は、明治維新後、生活のためにられてゆく雛人形とれの物語。

               昔、女性の人生が現在よりもられたものであったころ、

                     雛人形は、をいくらか過ぎたらに仕舞うもの、言われていました。

              長く飾っておくことは良縁からざかることにつながるとされたのです。 !古いですネ。

          やかな人形を仕舞うことはしく、少女たちは、人形とのれを惜しむのですが、

                はいつのまにか過ぎ、少女と人形はします。

              それに引きかえ、 『』の別れは、もう手に取ることのできないの別離でした。


               ひな07
            
              を手放す日は近づいてまいりました。

                   いったん手放すとまった雛を手放さずにすもうとは思いません。

                     ただ、人手に渡す前に、もうよく見ておきたい。

                        が、生来一徹な父は、わたしにせがまれても、

                         一度手付をとったとなりゃあ、にあろうが人様のものだ。

                            人様のはいじるもんじゃない。

                               ねえ、お父さん、後生一生のおいだから。
            
                          

                      父はいきなりわたしをりつけました。

                                                                『

                      ひな06
                                                 ひな03 (2) - コピー

         そのも皆休んだのは十一時過ぎでございます。           

               雛はになれば、遠いところへ行ってしまう。

                 そう思えば、つぶった目のなかにも、自然とがたまってきます。

                  みんなの寝ているうちに、一人で出してみようか。

                        それとも、あのなかの一つだけ、何処か外へしてしまおうか。

                            それからどのくらいたちましたか、

                        眠りがさめてみますと、

                  薄暗い行燈をした土蔵に、か、

                     の起きているらしい物音がこえるのでございます。


                                                   pictame (2)
                                                                 pictame
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                      わたしの枕元には、寝巻のが一人、こちらへをむけながら、

                           座っているのでございます。 父の前には、の雛が、

                      お節句いらい見なかった雛が、べ立ててあるのです。

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                                       象牙のを構えた男雛、 冠の瓔珞をれた女雛、

                            右近の、左近の・・・・高坏を捧げた官女、

                                         さい蒔絵の鏡台や箪笥、貝殻尽くしの雛屏風・・・。

                                 縺イ縺ェ・廟convert_20160221221757
                                                             tatibana_sakura.jpg

                  ひな05

                           たとえにしても、別段しいとは思いません。

                      しかし、わたしはあのけにり雛を眺めている、年とった父を見かけました。

                            ・・・わたしとすこしも変わらない父を、

                           しい、そのくせな父を見たのでございますから。

                                                                    『』  
    
                                 20160222190946fd5 (2)


                  ヒロインのに気をとられ、、

                     わたしは長い間、のことば、「しく、おごそかな」に気がつきませんでした。

                        時世のに翻弄され、娘の雛人形さえ売り渡さねばならない父は、

                         れの、ひっそりと雛を飾ります。

                           『』は、少女と人形の別れであると共に、

                            男性が、自らの属したと別れる物語でもありました。
                                                                   カロ


               ひな003   
                                                   わたしのおばあちゃんのものです。

                       では・・・男性による雛の句を。  

                                           
                    手にうけてよりかるし雛あられ  久保田万太郎 
                                 よりかるい雛菓子は、多分愛する人がに乗せてくれたもの。
       
                                                 ひな1

                  
                       雛の軸少女と老女寝て   原裕
                             この句には長い時間がれていますね。 それともほんのか。
                                        
                                ひな08

              ひな01 - コピー


                            恐ろしきことをたくらみ真夜の雛   行方克巳                                  

             雛壇にしありにけり  長井寛

                                              馬場あき子さんの短歌を思い出します。
          五十代それぞれもしくくさみしく事くわだてよ    あき子 


                             ひな002
  
                                                                           
              来て開けてゐる雛の店   鈴木鷹夫
                                         魅力的な御店主!

                          ひな8 (2) 
                                ハーイ 鍵開けまーす
                    
                                                ひな001
                             

                 雛あらばあらばと思ひけり  正岡子規
                               夭折の大人と評され続ける子規。 えば妻も子もいないのですね。  


                                ひな9
                                                                
                                                         
         読んでみれば、男性の詠む雛も・・・。     カロ
                    

                                                             ひな03 (3) - コピー
 
         歳時記 
                   saison de karo 


                       を呑むの話や冬籠  高野ムツオ 

             
                 ☆彡これこれ


                         ☆彡2
                                                    ☆彡2 (2)
                   
       
               六つのとき、のことを書いた「にあった話」という本の中で、

                こんな絵を見たことがあります。それは、

                  一匹のけものをのみこもうとしている、の絵でした。

                    これが、その絵のうつしです。
                                              サン=テグジュペリ 『星の王子さま』


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           そのには、

           ウワバミというものは、そのをかまずに、まるごと、とのみこむ。

             、もう動けなくなって、半年のあいだ、ねむっているが、

                そのあいだに、のみこんだが、腹のなかでこなれるのである。

                                                    と書いてありました。


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                 ぼくは、それを読んで、のなかでは、いったい、どんなことがおこるのだろうと、

            いろいろ考えてみました。そして、そのあげく、今度は、で、

                 ぼくのはじめてのを、しゅびよくかきあげました。


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                                                                Gallimard

            ぼくの絵のです。
                            
                      ぼくは、鼻たかだかと、その絵をおとなの人たちにみせて、

                      これ、?とききました。

                 すると、おとなの人たちは、が、なんでこわいものか、といいました。

             ぼくのかいたのは、ではありません。

                  をこなしているウワバミの絵でした。

                     おとなの人にそういわれて、こんどは、とわかってくれるだろうと思って、

                  ウワバミのをかいてやりました。

                     ぽくの第二号のは、下のようなのでした。


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                     の人ってものは、よくわけをしてやらないと、わからないものなのです。   
                             
                                                         『星の王子さま』


                             ☆彡2 (2)小


                           ☆彡11
                                                   Gallimard


                  えきれない読者を持つ『の王子さま』冒頭です。

                おとながってしまった幼いころの無心さをそのまま形にしたような、

                             ちいさな少年の姿であらわれる王子さま。

                      いつ読んでも心が洗われますね。 

              星の王子さま、 『 』は、けっしてやさしく許容的なだけの物語ではありません。

                よく知られた全編を通じて、

                    者は者に、一枚のが見えるのか、

                     それともの中のが見えるのか、をいかけます。

                           読むたびに、わたしにはしか見えないんだ、と思います。 とほほ。
                                                                          
                                                                        カロ

                        
                             ☆彡2 (3)

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                                を呑むの話や冬籠  高野ムツオ 

                  さんは、蛇と象のお話から、のイメージを導き出しました。

                          高野さんは県出身、同地在住。

                                 に生まれ、みちのくに棲む高野さんには、

                                のジャングルで蛇が獣を呑むお話も、

                          長いの風物に結びつくのかも知れません。 その風物とは! !!


                        ☆彡こたつ
                                                              竹久夢二

                                  uwabami2 (3)


                         真ん中がふくらんで、中で猫が寝ているみたいな、この
                    

                                                ☆彡pahsuke2
                                                         竹久夢二 つい、うたたね   

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                                             クレー


                                   銀河よりこぼれしポケットに    ムツオ

                             ストーブえる此処をとも思う

                      を集め寒中見舞とす

                          みちのくにの缶工場あり  
                                                             

                     言葉にる星は、的、そして的。

                  その自在なに鑑みて、のヒントは、ビジュアルにあるのでは・・・?

       
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                                     ☆彡2小
                       ☆彡2                            
                                                       
                              ☆彡000

                    
                  春信小
                                            鈴木春信筆 炬燵図 足が・・・。💖    


    の句、いくつか・・・。      
                    

             志ん生もも好き冬ごもり  原田要三
                                     志ん生とカラヤンは、そういえばてる!

                 
                薪をわる一人冬籠  正岡子規
                                       薪をわる妹はに可憐、そしてさみしい。
                  

                    冬ごもりいては見ゆるもの多き   能村登四郎
                                           なにもえないわたし・・・。 


                                               
                       ☆彡5
                                      
                                                             Gallimard
                  

                 、ヒツジの絵を描いて・・・。ちいさな王子さまは、

                    飛行機が故障してにひとりぼっちのに、

                        こういて登場します。

                    遠いからやってきて、

                        のようなことばをして帰ってゆく王子さま。

            パイロット(昔、ウワバミのを描いた少年です)は、王子さまにあの絵「」を描いて見せます。

                        すると、王子さまは、

                    ち、ちがう! ぼく、にのまれてるゾウなんか、いやだよ!

                              と言ったのでした・・・・!
  
                        
                    鈴木春信雪小
                                鈴木春信 雪窓に恋文を読む人 こんな冬籠も。 
                                                        
                   しぶりに読んだ『の王子さま』

                        えたのは、やっぱり

                              。でも、・・・読んでみます。 、そしてが見えるまで!

                                                                          カロ
                     
                                                   
                                         ☆彡ちいさい

                                                            ☆彡2
                       
             
 
      歳時記
               saison dekaro 


                                折鶴をげし如く張る  大塚次郎


          かわばた7


                                                        かわばた8

              ・・・お茶席は、この路の奥でしょうか。

                    はあ。

                       のちりめんにの千羽鶴の風呂敷を持った令嬢は美しかった。

                    ここまではいて来たを千羽鶴の風呂敷に包みながら、

                       令嬢は菊治を先に通そうと、行儀よく立っていた。

            ・・・。 いいお嬢さんでしょう。

                       千羽鶴の風呂敷のですか?

                                

                                                        川端康成  『


                         折鶴ginsenotemo


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                          川端康成著『』、主人公の男性とある女性の出会いの場。

                                はこのあと的な展開を見せますが、

                                        冒頭の茶会は、しいお茶のが漂う美しさ。


                                 鶴1 (2)


                                  さしあげてください。

                             

                        の風呂敷の令嬢が立って行った。

                           癖がなく素直な手前である。

                              ・・・令嬢のまわりにさい千羽鶴が立ち舞っていそうに思えた。

                                                           『』 

                                                    つる


                e0163202_19131838 (2)
                           加藤唐九郎作 志野茶碗  川端康成コレクション


                       川端康成はの美術品好きでした。   

                     この茶碗は彼が愛蔵したもの。 作品の中にもし、重要な役割を果たします。 

                          よおく見ると、手前に一羽のが飛んで・・・気のせい?!


                                            IMG_1575.jpg
                                                            志野茶碗アップ      
                    origamagic.jpg                       


                い釉薬のなかに、ほのかなが浮き出て、冷たくて温かいように艶な肌に、

                   菊治は手を出して触れてみた。

                       やわらかい、夢のようで、いい志野は僕らもきですね。

                                                               『千羽鶴』

                                お茶碗は完全にのこと・・・。   カロ


            かわばた2
                            ノーベル賞の賞状にも千羽鶴。


                 多彩なは、文豪き後も遺族や財団に守られて散逸を免れています。  


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                                          黒田辰秋作漆蓋物。キャンディとか入れたい。


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                                         あどけない表情の埴輪。 川端先生は、真夜中にじいっと見て飽かなかったと・・・。


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                                                             川端先生御書斎                                 


                折鶴は紙に戻りてりけり  高橋修宏

                   紙にるとは、本当の自己を見つけることか、誰かを愛することか、それとも死のことか。


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                                                川端先生は草間彌生の小品もご所持。


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                 と鶴鳴く千代紙を買ひに  岸本由香
 
                       ころおん。い響き。 小さな品物で幸福になれるのは、の特権です!

                                  かわばた6
                                      シュルレアリスム画家古賀春江の水彩 川端コレクション
                             

               折鶴をひらけばの朧   澁谷道

             のおぼろ。 という早春の風情は、いちまいにまいと数えられるものでした。


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                       千羽鶴のに犯人の指紋  西生ゆかり

                         怖く、楽しく。 犯人はいまも!?


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                                  川端先生晩年。 林忠彦撮影 石庭と一体となって、まるでオブジェ。


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                               国宝! 江戸後期の文人浦上玉堂作 『凍雲篩雪図』 川端財団蔵

                    戦後、さる旧家が手放したこの絵を、新聞社に借金して買ったとか、いっぱいのお宝。

                         深山幽谷に一羽のい鳥。 が止っているのかも・・・。


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              折鶴をげし如く張る  大塚次郎               

                     作家がの折鶴をひらくと、てしない氷原が。                                      

                                       鶴2

                               今年もなものを追いたい!ですね。    カロ


    歳時記
              saison de karo 


                        の細きを煮ればの止む  二宮夢駝 


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                 なひかりの粒、たち。  2017年生まれです。

                                    今年の金柑はが多いかしら


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       見たる年暮れ鍋のなかに金柑小さき煮てゐる  米川千嘉子


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                                      小さなのようなは、晩秋を代表する季語ですが、

                               カロにとっては、の可愛い風物。

                       毎年、月もおしつまってくると、

                さるが、プレゼントしてくださるからなのです。


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                                   鹿児島産とのこと


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                                         金柑を煮るにみかんのハチミツを使う人、カロ。
                            

               金柑の煮の作り方。材料
                                
                    金柑・・・・・グラム

                         お砂糖・・・グラム

                           ハチミツ・・大匙

                                                    
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                  金柑をう。

                  金柑の(ヘタ)をとる。 
  
                    ナイフでの直ぐ下をと切ります。

                    横に切れ目を入れます。

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                  金柑の(たね)をとる。                    

                    フォークかつまようじで、な金柑のジュースがこぼれないように注意しつつ、

                    なるべくに種を取りのぞきます。 (と言っても、たいてい半ばで

                
                  くたびれるので、ここで入れる。


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                   一つどこまでさかのぼる   加藤秋邨

                 かしい思い出、はずかしい出来事、しいめぐり合わせ・・・みんな


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            おに金柑を入れ、

             タヒの水で、火にかける。 

                     沸騰してきたら、いったん笊にあけ、ボールに入れてさます(この辺は省略も)。
                
                   目にしみるようなさわやかない匂い!


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             お鍋に金柑をもどし火にかける。お水もカップ杯ほど。すぐにを全部いれます。

                   噴きこぼれやすいので、で監視。


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                 煮立ったところでに。 げないように様子を見ながら10分ほど煮ます。

             をサッと入れ、蓋をしてさまします。

                          タッパーに入れ替えて冷蔵庫で一晩ねかすとも深くなります。 

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        の下をの猫通る   加藤青女

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                                  こんな感じかニャ?


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               や年寄り順にゆる島   川崎展宏

                               きんかんの色と香りには、っと怖いイメージを誘う力も・・・。


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                     金柑の甘さと年迎ふ   鈴木真砂女

                          薄幸を逆手に取って生きた女流の煮た金柑、とろりとく、かすかにく。


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                         の細きを煮ればの止む  二宮夢駝 

                   と煮詰まってゆく金柑。 ふっと風が止み、時が止まって、

                            作者はかかかけがえのない人を思っているのでしょうか・・・?


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                来年・・・2018年、みなさんに良いことがいっぱいありますように。

                           いつも。           カロ