歳時記
               saison de karo 1

                         林檎の木やまずいたきとき   寺山修司
                            

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                      まだあげ初めし
                          のもとに見えしとき
                                  前にさしたる花櫛の
                                      花あると思ひけり
                                                           島崎藤村  『
                 
                    
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                                 セザンヌ


                        がある描いてあるをたべる   種田山頭火

                                   いつもそばにいてくれる友人のようなやさしい果物、


                                201011180200304aa_(2)_convert_20171006162450.jpg
                                                           カラヴァッジョ  


          すほどしてをらず林檎むく   柴田佐知子

                                      愛の林檎はちょっと果実!? 


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                 いつも正次郎と同じ道を帰ってくる松沢君が、給食のを届けてくれた時、

               細君は買い物にでかけて留守であった。家にいたのは、で寝ている正次郎と、

             昼すぎに学校からってきた晴子のふたりだけであった。

               呼び鈴がったので、晴子が出てみると、松沢君がいた。

                                                             庄野潤三  『夕べの雲』


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                                                      モジリアニ


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            そっぽを向いて、目をさせている。

               藁半紙に包んだものをって出したので、

                  給食のか何かを届けてくれたのだと分かった。

                    どうもありがとう。 晴子はそれを受け取ると、

                        ちょっとっててね。 そう言って、台所へ引き返し、

                          冷蔵庫からを一個出して、紙に包んだ。


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                    やさしくき手をのべて
                            林檎をわれにあたへしは
                                     の秋の実に
                                            人恋ひ初めしはじめなり

                                                         『


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                                                      gettyimage
                                
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                         いつもこういう時に、細君が何かおにあげるので、

                     晴子もその通りにしたのである。

                         はい。  松沢君はの包みを貰うと、

                                またそっぽを向いて、目をさせている。

                         晴子に会うと、いつでもひどくれるのであった。


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                 学校から帰りがけ、向うからけてくる松沢君に会った。


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                                                                doctors-me                                                                              
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                         楽しそうに、をして駆けていたのに、

                               晴子に気がついたに、普通の歩きかたになった。

                         地面を見て、目をさせて歩いて来る。


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                                                           松本竣介

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                    あんまりずかしそうにしているので、すれちがう瞬間に、晴子が、さようなら、と言ったら、

                           ものすごいいきおいでっていった。

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                                                         石川昇治 

           
                 発想 
                                                       

                   も言わない松沢君に、晴子は口をきかせてみたくなり、

                       明日の時間割、?  書き方、持ってくる。

                  そう、書き方を持って行くのね。正次郎は風邪を引いてがあるの。

                     もしかするとも行けないかもしれないわ。

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                   松沢君は、やっぱりって、そっぽを向いている。

                     いのに、どうもありがとう。 じゃあ、さようなら。

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                        そう言うと、したような顔をして、出ていった。

                     晴子はいったん扉を閉めてから、松沢君がどうするだろうと思って、
                        
                         扉をめに開けて、外を覗いた。

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                                      安西水丸                                       

                      松沢君は前のを行ったり来たりしている。

                  立ち止まって、紙を開けてを見たり、石を拾って遠くへ投げたりしている。

                     しまいにのところへ行って、向こうを見ていたかと思うと、いなくなってしまった。

                                                     庄野潤三  『夕べの雲』

                       
                               松本竣介 (2)
                                                  松本竣介


                                    畑の樹の下に                             
                           おのづからなる細道は
                        が踏みそめしかたみぞと              
                 ひたまふこそこひしけれ
                                                                 『

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                                                          s ringonoki

                            林檎の木やまずいたきとき   寺山修司

                をだして逢いに行ったら・・・?
                            

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                                           kannzasiya


                        松沢くん、晴子姉さんにもらったのこと、ずっと憶えているかな? カロ


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         の一冊
                   livre de karo


                    れたような気がする大花野  加藤千絵 


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                                                 はるのさかな


                 『』は、句集団「さわら句会」のメンバーによる合同句集です。

                   によれば、 「さわら句会」のまりは、       
 
                    1、  ひたすらめる

                    1、  しみたい時に参加する。

                    1、  選句の時にの句を選ばない。     
               
                 このつだけ、だそうです。  
                                               IMG_0805_convert_20170823153122.jpg


           ! 世界広しといえども、このを実践している句集団をわたしは知りません。

                  会のを記念して刊行された『はるのさかな』。

                      フォトグラファーの写真。  装幀は

                              挿画は画伯。


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                                       表紙  ヨシダコウブン 

                               
                  んでいる間とってもでした。
                        
                              の決まりにのっとって、わたしも褒めます!


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                    片影の磨りつており円通寺  宇都宮集
                        、わたしも行ってみたい。
                               片影がむらさきいろに傾く円通寺へ。


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              再会のヤマボウシ静かなり  立田独人
                                        ヤマボウシはこんな風にとかすんで二輪。

         枯蓮や幸福にエントリー  ドヌー部
                      しあわせってトリするものだった! とはすてきな号。

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                                       うんとお若い頃の写真にしました。 sthatena                          

              夏の日やと差し呑むニュートラル  藤阪風
                                  にギアチェンジ・・・してしまいそう。


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                      想い出をね着してるマトリョシカ  しぐな礼す
                           たっぷりと思い出でしょうネ、きっと。

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                 梅雨ののどうどどうどうどうどどう  九頭鉄
                                           賢治と言葉を共有してです。

                                               ・ウ・会ス費ス√€€goonelp_convert_20170824165111

                         
         耳か金魚の声にぽっぺんす  noyome
                                  金魚にはでも聞こえてしまいそう。 金魚のことばも聞こえそう。

                                縺阪s縺弱g蟆城㍽鮗・鬚ィ_convert_20170824211433
                                              小野麥風                                                      

                               儚さや人の心とる花火  ジプシー                               
                        どっちも儚い・・・。それなら、どっちもじて。

                     IMG_0658_(3)_convert_20170824204443.jpg  
                         

                       といて秋明菊の膨らめり  姉ごま
                             お母様なのですね。

                                yuusugenoniwa_convert_20170824214042.jpg
                                                     秋明菊  yuusugenoniwa

                     81c09e8dca8021a71a3477e79cdec9a9_t_convert_20170824214002_convert_20170824214556.jpg
                   
                      坂道を止まらない止まらない  中村すゞり
              止まらない柿を追ってゆくと、かが拾ってくれて、あ、ありがとうございます。そして友達に・・。

                                            IMG_0022_convert_20170824151321.jpg
                            
                           髯鯉スケ繝サ迢冂onvert_20170104013833_convert_20171001150818                  

          差し色のシャツがり札更衣  中原潤
                                やっぱりか。

                                     81cc1617fb0e06b369ae80c912915b1d_convert_20170824220637.jpg
                                            ロスコ


               出目金のすその舞  純ちゃん
                         ・・この5つのひらかなを見ていると・・・黒い金魚が舞い始め・・・。

                            0a70b1f3b2cafbfab6952a7a474e6c89_convert_20170824204507.jpg

                        ものいはぬ我もも母さんも  アルプスのキリン
                                 いちばん静かなのは多分

                                       IMG_0810_convert_20170823153156 (2)
                                                沈黙は

                                            wallpaper_convert_20170824200241.jpg
                                                           wallpaper                         
               セロファンにむ幸せクロッカス  紅筆
                              セロファンに包むと幸せはになる。


        青蔦や入口しぐるぐると  小林二葉
                             岡本かの子の『』という短編を思い出します。
                                  さみしいの女性たちの共感のお話でした。

                                            邵コ・ウ邵コ蝙」convert_20160811145720_convert_20170519012015
                                                                             

               秋雨や白鍵追う手の心  漆黒犬
                              秋雨は人をにするのでしょうか。

                       繧ッ繝ャ繝シ鮟偵・荳翫・謚ス雎。_convert_20170816225343
                                      クレー


                       に月切符拝見いたします  尾村椅子
                                        切符を取り出している間、手元を照らしていてくれる。 
                          尾村さんは句会代表、このスバラシイ集団をまとめる力量に!                        

                                      繝代え繝ォ繝サ繧ッ繝ャ繝シ縲€・托シ假シ暦シ呻ス橸シ托シ呻シ費シ撰シ托シ呻シ托シ・moonlight_convert_20170824174048
                                                           クレー                                                                              

               空蝉と想いぱりんとみじん  佐藤すぷうん
                                   、と音がして。 なんだかうらやましい。

                                   kanpoguidecom_convert_20170821173510.jpg


           かなかなやなく舟は川下り  赤澤頭輝
                               へ行かれますか? かなかなが聞こえなくなるところまで? 

                              繝懊ヨ繝ォ繧キ繝・・縲€minne_convert_20161220174601
 
                                  
                IMG_0811_convert_20170823234007.jpg


                やわらかにきる海月の十億年  安田草臥
                                 やわらかに生きるっていですネ。 ほんとうに十億年いけそう!?


                        と子になって盆波くり返す  水野丹紅
                              盆の波はたくさんのお母さんの。 

                                  IMG_0442_convert_20170824204417.jpg


                鮊子やに電話をかけてみる  酒井ぴこ
                                鮊子はいかなご。これもの魚の由。
                   が広い句。 びこさんは巧者と見ました。

                             IMG_0804_convert_20170823153214.jpg                                      

           滴になりさう鞦韆つよく漕ぐ  小西瞬夏
                                  に乗ると、なんにでもなれる。水滴もいいですね。

                                       9navijp_convert_20170629195428.jpg

                                    髴イ・胆convert_20170825154655

                      美術館 草間弥生 (2)
                                   草間弥生

                はしゃぎ過ぎ夏のわりの口内炎  吉備コマ
                                   どんなにしい夏だったのでしょう!


                                      繝翫き繝繝ゥ繝槭Μ_jiwajiwa_shimiru_convert_20171006114849
                                                              ヨシムラマリ   
                                                                                                            
                        霧の海野辺にのある如し  吉田吼文
                                 さすがに吼文先生句は絵画的。 なのね。


                 320px-Paul_Klee,_Der_Goldfisch
                                               クレー    
                                                
                うて春のさかなの群れにけり  荒井八雪
                                    さわら句会そのものを詠ったな句。

                                            IMG_0800_(2)_convert_20170827000202.jpg

                            
                  めるって、とっても幸せなことですね! !  カロ
 
                                        IMG_0809_convert_20170823153138.jpg
                                                          ヨシダコウブン
                         
                                    IMG_0810_convert_20170823153156 (2)

                               
 
   歳時記
          saison de karo 

                      もかがやくなり  土屋竜一

                 螟暮。費シ托シ点convert_20150626234532


                    なんてあるんでしょう! まあきれい!

                             こんなにの星見たことがないわ。

                                                       ドーデ 『

                                                20130706231358774_convert_20170922162003.jpg

                      俳句にしたいものの一つにがあります。

                          生活の環境であるとか質であるとか、

                             そういうものがいくら変わっても、

                                このてしなく壮大な宇宙は変わりません。

                                                           土屋竜一   「セレネッラ」より

                   gahag-006140 (2)

                  (1964~)はシンガーとして活躍していました。 筋ジストロフィーを病み、

              行動に制約のある生活の中、情報技術職に従事。 最近は作句にもを開いています。


                                      クプカ 生命の宇宙
                                                               クプカ 生命の宇宙

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                                          クレー 魚たち                                                                             

                      実は宇宙は膨張をけているそうですし、

                          する星、を迎える星、しブラックホールになる星、

                              して一つになる星・・・めまぐるしくその形を変えているわけですが、

                          比べれば人間のなどほんのです。
                                                              土屋竜一
 
                         shell_no1_1928繧ク繝ァ繝シ繧ク繧「繧ェ繧ュ繝シ繝包シ・887・橸シ托シ呻シ假シ厄シ雲convert_20170921183451
                                         オキーフ shel 1                    

                                          happamisakijp_convert_20170925012844.jpg
                                                           happamisakijp

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                                              セザンヌ サントヴィクトワール山

                                に登っての番をしていたころ、わたしは何週間も人の顔を見ずに、

                             牧場の中にきりで居残っていました。

                        ですから、半月ごとに、食料を届けにくる驢馬のの音が、

                    山道にこえると、うれしくてなりませんでした。
                                                             ドーデ 『星』

                                                 kitonituku131202_convert_20170922234759.jpg
                                                                         ミレー
                                      
                                  牧童かおばあさんが驢馬に乗って登って来て、

                            わたしは麓の噂を、のことを話してもらうのでした。

                  でも、特に聞きたかったのは、

                           御主人の家のステファネットおさんのことでした。

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                                   繧「繝ウ繝€繝シ繧ス繝ウ_(2)_convert_20170924232133

                                              あめ7

                                   ある日曜日、ひどいがやってきました。

                              になってやっと雨が止むと、

                  あの驢馬の鈴の音がしました。

                         蜍ソ蠢倩拷・狙convert_20170923174233

                                        繧ク繝ァ繝ウ繝サ繧ィ繝繧コ_convert_20170923164508
                                                  
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                              そして、驢馬に積んだの間に腰かけていたのは、

                  、ステファネットお嬢さんそのひとでした。

                          牧童は咳、おばあさんはお里、自分がやってきたというのです!

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                          籠から食料を取り出すと、お嬢さんは、

                  じゃ、あんたはここで暮らしているのね。 で、何をしているの?

                         ことを考えているの?

                                              繧ー繝ォ繝シ繧コ_(2)_convert_20170923162417

                            over land sakura (2)  
 
                  わたしは、お嬢さん、のことです、と答えたかったのでした・・・。

                         では。  ごきげんよう、お嬢さん・・・。

                  お嬢さんはになった籠を持って、帰って行きました。

                         わたしは日暮れになるまで、お嬢さんのっていった山道を見つめていました。


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                                                     セザンヌ

                                           0d3af9b759c62be2b418cadbe4c87552_(2)_convert_20170923213053.jpg
                                                              ノルデ  
                
           があおみはじめて、たちを牧舎へ入れるころ、

              坂道でかが呼ぶのです。見ると、

                 寒さと恐れでえながら、お嬢さんが現われたのです。

                  雨で増水したソルグ川を渡ろうとして、すっかりれてしまったというのでした。

                                              f8c21fe4_convert_20170922234538.jpg
                                                                        コロ―                        
                    しずく1

               お嬢さん、けまですぐです。 ほんのちょっとの辛抱ですよ。

                            わたしはお嬢さんの両足と着物を乾かすためにどんどんをしました。


                                         20121003184626771_convert_20170922232439.jpg

                                  羊の乳とチーズを持っていきましたが、

                              お嬢さんの瞳にはの涙が浮かんでいます。


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                                                             heulsure

                                陽はとっぷりれてしまいました。

                     牧舎の中に新しい毛皮を敷き、をいうと、外の戸口の前に坐りました。

            神様が御存じです。 の火でわたしの血はえるようでしたが、

                      よこしまな考えは起らなかったのです。

            星がこんなにいて見えたことは今までに一度もありませんでした。

          
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                           突然、牧舎の柵戸が開きました。

                        お嬢さんはれなかったのです。  
 
                   わたしはその肩に毛皮を着せかけ、火をもっとんにしました。

              そして、二人はんで座っていました。                                   

          
           須藤先生7

                  
                                   あれは何かしら? を見たお嬢さんが訊きました。

                            天国に入るですよ。 そう言ってわたしは十字を切りました。

                  お嬢さんも十字を切りました。

                                   繧ュ繝ェ繧ケ繝医・繧ヲ繧」繝ェ繧「繝繝悶Ξ繧、繧ッ縺ォ繧医▲縺ヲ螟ゥ菴ソ縺ォ繧医▲縺ヲ螳医j縺セ縺励◆_繝ゥ繧ヲ繝ウ繝峨す繝シ繝ォ-r6bdec14f6d1b439da65015b3e61b4bea_v9waf_8byvr_324_convert_20170923193455
                                                    ブレイク                                                                               

                           なんてどっさりあるんでしょう! 、きれい。

                  こんなにたくさんの見たことがないわ。

            あんたはあの名前を知っているの?

                  知ってますとも。 星々の中でも、一番しいのは羊飼いの星と言って、

                         夜明けにも夕方にもっているんです。

                  この星はプロヴァンスのといわれる星、つまり土星を追って、

                           七年目ごとに彼とするんですよ。


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                                                   mackienekolove

                  おさまの結婚って?

          その結婚がどんなものか説明しようとした時です。

                  何かやわらかなものが、わたしのにかかるのを感じました。


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                                                      Domenico Fetti

                            それはリボンやウェーヴをしたを押し付けて、

                         わたしにもたれかかってりについたお嬢さんの頭でした。

                  わたしはけまでじっとしていました。

             路にったひとつの星が、わたしの肩でっているようだと思いながら。

                                                              ドーデ 『星』

                                           クロヌマタカトシmogusanoniwa (2)
                                                 クロヌマタカトシ  mogusanoniwa                                                

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                            19世紀に書かれたな物語も、広い夜空がですね。

                     
                         天の川もかがやくなり  土屋竜一  

                                               gahag-006140 (2)
                                                                              
                                                     
 
   歳時記
           saison de karo 

                           わが家より旅へつづく  西東三鬼


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                                                             photo 太田三郎

                太田三郎のである。

                     寄り添うようにそこにはがいる。

                                  それは「」かもしれない。

                                               水沢勉  『ZWEISAM 太田三郎と西東三鬼』

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                                     太田三郎

                          捕虜の国の美し捕虜眠る  三鬼


                     津山の美術家の写真と津山出身の俳人西の句のコラボレーション、

               「」は、160枚の写真と160句が出合う

                        カードの片面には三郎の、片面には三鬼の。                   
                      
              
                                         ブリキの家を打ち鳴らす  三鬼

                                            IMG_0884_convert_20170915194303.jpg
                                                                         三郎
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                         木の実の埋葬木に化(な)れと  三鬼  

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                                          三郎        
             
                                            IMG_0869_(2)_convert_20170914191234.jpg
                                                                三郎  

                    
              私は年1月1日から、植物の種子を採集しています。
                                                           太田三郎
                                                                    
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                                             三郎   
                                  
              一杯分ほど集められたそれらの種子は、
 
                          採集した日付と場所と植物名をされた和紙に挟み込まれ、

                                     ミシン目を施されて切手状のに仕立てられます。
                         
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                                                   太田三郎  ガマズミ
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                         ガマズミの実  mytokachi.jp 

                             迴セ莉」驛ス鄒手。馴、ィ繝悶Ο繧ー繧医j・抵シ撰シ托シ包シ抵シ鯉シ抵シ俶悴隕九・譏溷コァ螻募、ェ逕ー謨」豁ゥ_convert_20170914212325
                       種子をゲット、喜ぶ太田先生。 2015年2月、現代都美術館 『未見の星座』展参加時。 同美術館ブログより。                                                                                              

         このを進めていると、

              どんなでもずなんらかの種子が存在していることが確認されます。

                    そしてこれらの種子が、やがて芽生えて花開くことを思うと、

              に対して肯定的な気持になるのです。
                                                               太田三郎   


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                                                         三郎  

                                            石工若しる石片がの花  三鬼                                             

                は1950年山形県鶴岡市生まれ。

                  既成の郵便切手や私製の切手を用いて「」や「」を記録したり、

               私たちのに潜む見えない関係性をする作品を制作。

                  国立近代美術館等内外の美術館に作品が収蔵されています。

               1994年より岡山県に在住。津山の風土にをおろした制作、

                  殊にをマテリアルとした作品群で知られます。

            
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                                  三郎
                                              fc2blog_201709152245475ad.jpg

                  中年やくみのれるの桃  三鬼                                                           

                   1900年、その津山に、西が生まれました。

                      三鬼はに漂う一粒の種子のような人でした。

          若くして、東京、シンガポール、神戸をとし、病と挫折、恋と漂泊、

                  歯科医師としての仕事もひとところには続かず、 そして、多くの・・・。

                三鬼は根を下ろして実を結ぶ生き方をい、どこまでも飛び続けることを選んだだったのです。


                             菜の花に抜きし歯を返す  三鬼

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                                                              三郎

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                                            笑はざりしひと日の食ふ
              
                                                              
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                                                 三郎                     

                                          のごとき夏雲立てりなり  三鬼
                         
            
                                集 「」は

                 三鬼がし三郎がしたで実現しました。


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                              若き日の三鬼
                                 
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                   太田三郎 「」ポストカード展 seed projekt
                        
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                                                             太田三郎 三鬼そっくり!    
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                                       三郎

                                       に一筋し猫の殺気  三鬼

                 病院の中庭の猫  三鬼

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                                                                 三郎                               

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                                                            三郎                                                                
                   算術の少年しのびけり  三鬼  
               
                                 の国いよいよし寒雀  三鬼
                         
                                             IMG_0914_convert_20170916161751.jpg
                                                                         三郎  
                                                                                                                   
 絵葉書の中の
                                                           
                   三郎が切り取ったフレームの内側には殆どなく、ただ生活の気配だけが残っています。

                           そして、まるで画像から脱け出してきた人物がんでいるように、

                  葉書の裏面には作品がずつ記されました。


                                       IMG_0875_convert_20170915002911.jpg
                                                                   三郎
                         い橋を幾つ渡りしと  三鬼

                               IMG_0921_(2)_convert_20170916231228.jpg

                       水枕と寒い海がある  三鬼

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                                                  三郎  

                                               IMG_0874_convert_20170915001315.jpg
                                                               三郎                                                     
                     芙蓉が落ちし紅き音  三鬼

                          りつもる落葉まで頭上まで  三鬼

              IMG_0900_(2)_convert_20170916161643.jpg 
                                三郎    
                                                                                                          
                                     IMG_0889_convert_20170916001451.jpg
                                                                   三郎
                                                                
                       咲けるわが家に  西東三鬼
 
 
                         、これからふたりはどこへ行くのでしょう・・・。     カロ
                                                                                                              
                                             IMG_0867_convert_20170916190832.jpg
                                                 photo 太田三郎                           
             
 
            今月の  Chat du mois  
        
                       月のねこ  chat septembre
                                                                   

                          仔猫すでに捨猫の相   野沢節子


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                                                                    saijikisitarahamazo

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                                  convert

             空の蒼くれた日ならば、ねこはどこからかやって来て、庭の立木の下でりしている。

                       洋画を描いている友人は、でないか、と私に聞いた。

                             遨コ・人_convert_20170828153633                  

                                              迚。荳ケ鮟堤伐貂・シ拈闃ア縺ィ迪ォ_convert_20170823204044
                                                           黒田清輝  洋花と猫

                私は、てねこだろう、とえて置いた。

                          ねこはにもなつかなかった。

                                                                     太宰治 『晩年』

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                                                          pethome

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                                       の猫たち   近所の選。

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                        (日曜日になると現れる)。 眼光鋭し。

                                         IMG_0640_(2)_convert_20170822163241.jpg
                              のニチヨー。 系雑種か。 某家飼猫の御落胤との噂・・・。


                貰はれる話を聞いてをり  上野泰

                      を受け入れているのか、それとも無関心か。


                                        7f90001546d1bc5b669_convert_20170823203843.jpg
                                                  ほうせん花の葉

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                                。 春から出没。 逃げ足く貴重な一枚です。 
                       ニチヨーと行動範囲近く、時になうなり合いするも、、親密な関係に。
                           はまだなし。      
                    
                                     545-e1451707706150_convert_20160810154658_convert_20170825160153.jpg


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                                通学路に佇む。 
                      命名はインディー・ジョーンズ由来。  尻尾をのように使いこなす。
                          ごく最近であることが判明。

                                            cdjournal (2)                                                 
                                                      イメージった。 cdjournal


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                        。 シンガヲとは別猫。 ひたすらに孤独をす。 
                           のオバーサンのごとく写真撮影をうため顔前面アップなし。 


                                      flowertown_convert_20170824010213.jpg
                                               ピンクほうせん花 flowertown
               

                   捨仔猫地にをついてこれまで   中村草田男  
 
                        これからはひとり(一匹か)きていくんだね。 ガンバレ。


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                                。 ボール紙を見つけてはを制作。                
                  があるらしく栄養状態は良好だったが、現在は生死


                                         縺サ縺・○繧薙°flower_photoblog_convert_20170823203917
                                                      ほうせん花の種 もうすぐこぼれそう。

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            。 場合によって大将、先生など。 鳴声意外に愛らし。

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                                                            むささきも。 sodatekata                                                                                   
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                            鰯塩焼き recipeblog


                 ある日、私が朝食のを焼いていたら、庭のねこがものうげにいた。

        私も縁側へでて、にゃあ、と言った。ねこは起きあがり、かに私のほうへ歩いて来た。


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                                       季節なので秋刀魚もサーヴィス 実際はもちろん秋刀魚の方が大きい。


                   私は鰯を一尾げてやった。ねこは逃げ腰をつかいながらも食べたのだ。

              私のは波うった。わが恋は容れられたり。

        ねこのい毛をでたく思い、庭へおりた。

                脊中の毛にふれるや、ねこは、私のの腹を骨までと噛み裂いた。
                                                     
                                                                『晩年』

                                               縺ュ縺薙b繧薙¥縺ゅ▲縺具シ狙convert_20170621182836
                                                      甘く見るなヨ。 ねこ激白。                                       

                      太宰の猫はどう考えてものことですねー。  カロ私感。

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                                      happamisaki

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                                        。 うつ傾向を示すも性格し。  
                                                   逝去。  
                                      何もしてあげられなかったけれど・・・らかにネ。          

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                                                kazsan